ソフトウエア工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 ソフトウエア工学
科目番号 0142 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:ソフトウェア開発 改訂2版(小泉寿男,オーム社) 参考書:ソフトウェア工学第 2 版(中所 武司ほか,朝倉書店)
担当教員 船瀬 新王

到達目標

情報化社会を支えるソフトウェアの開発技術について体系的に学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ソフトウェア開発プロセスについて説明できると共に、様々なプロセスモデルについて正確(8割以上)に説明できるソフトウェア開発プロセスについて説明できると共に、様々なプロセスモデルについてほぼ正確(6割以上)に説明できる。ソフトウェア開発プロセスについて説明できると共に、様々なプロセスモデルについて説明できない。
評価項目2要求分析の技法ついて正確(8割以上)に説明できると共に、データフロー図を正確(8割以上)に作成することができる。要求分析の技法ついてほぼ正確(6割以上)に説明できると共に、データフロー図をほぼ正確(6割以上)に作成することができる。要求分析の技法ついて説明できない。データフロー図を作成することができない。
評価項目3構造化設計を正確(8割以上)に行うことができる。構造化設計をほぼ正確(6割以上)に行うことができる。構造化設計を行うことができない。
評価項目4オブジェクト指向分析・設計を正確(8割以上)に行うことができると共に,ユースケース図,クラス図,シーケンス図を正確(8割以上)に作成することができる。オブジェクト指向分析・設計をほぼ正確(6割以上)に行うことができると共に,ユースケース図,クラス図,シーケンス図をほぼ正確(6割以上)に作成することができる。オブジェクト指向分析・設計を行うことができない。ユースケース図,クラス図,シーケンス図を作成することができない。
評価項目5テストケース設計技法について正確(8割以上)に説明できる。テストケース設計技法についてほぼ正確(6割以上)に説明できる。テストケース設計技法について説明できない。
評価項目6プロジェクト管理の必要性について正確(8割以上)に説明できる。プロジェクト管理の必要性についてほぼ正確(6割以上)に説明できる。プロジェクト管理の必要性について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報化社会を支えるソフトウェアの開発技術について体系的に学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は教科書をベースとし,LMS で資料も配布して実施する。ワークシートも電子的に配布するため,ノートPC を持参するかメモ用のノートを用意すること。
注意点:
仕様書や各種図の作成を授業内のみで行うのは困難であるため,これらについては演習レポートを課す。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ソフトウェア工学とは ソフトウェア工学の目的を理解する
2週 ソフトウェア開発プロセス ソフトウェアの開発プロセスと開発モデルについて理解する
3週 プロジェクト管理1 プロジェクト管理の手法と、アクティビティグラフについて理解する
4週 要求分析 要求分析の必要性と手法について理解する
5週 基本的な設計概念と構造化設計 外部設計と内部設計について理解する。構造化設計手法について理解する
6週 オブジェクト指向設計1 オブジェクト指向とその設計方法を理解する
7週 オブジェクト指向設計2 UMLの作り方について理解する
8週 中間試験 これまでの内容について振り返り理解度を深める
2ndQ
9週 ソフトウェアのテストと運用
ソフトウェアのテストと運用技法について理解する
10週 ソフトウェア開発の現状 現在使われているソフトウェア開発のツールについて学ぶ
11週 ソフトウェア開発実習1 グループを定め、開発するソフトウェアを決定する
12週 ソフトウェア開発実習2 ソフトウェアの内部設計都会部設計を完了させる
13週 ソフトウェア開発実習3 ソフトウェアのプログラムを50%完成させる
14週 ソフトウェア開発実習4 ソフトウェアを完成させ、評価を行う
15週 期末試験の解答の解説・ソフトウェア工学まとめ これまでの成果をまとめ、製作したソフトウェアを評価する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験ソフト開発課題合計
総合評価割合100100100300
100100100300
0000