電気磁気学Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電気磁気学Ⅱ
科目番号 0145 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 3年次、4年次の電気磁気学Ⅰに引き続き、電気磁気学(安達三郎、大貫繁雄著・森北出版・2002.11)を教科書として用いる
担当教員 羽渕 仁恵

到達目標

電気と磁気及びその相互作用に伴う物理現象や法則を理解し、関連する物理的、工学的諸問題についての洞察力、計算能力を習得する。以下に具体的な学習・教育目標を示す。
① 磁化の強さと磁化電流の理解
② 磁気回路の理解
③ ファラデーの法則の理解
④ 渦電流・表皮効果の理解
⑤ 自己・相互インダクタンスの計算
⑥ 磁気エネルギーと力の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
磁化の強さと磁化電流の理解 磁化の強さ、磁化電流の意味を理解し、計算問題を正確(8割)に解くことができる磁化の強さ、磁化電流の意味を理解し、計算問題を正確(6割)に解くことができる磁化の強さ、磁化電流の意味を理解し、計算問題を正確(6割)に解くことができない
磁気回路の理解磁気回路の計算問題を正確(8割)に解くことができる磁気回路の計算問題を正確(6割)に解くことができる磁気回路の計算問題を正確(6割)に解くことができない
ファラデーの法則の理解 ファラデーの法則を式で表し、物理的意味を理解し、電磁誘導に関する問題を正確(8割)に解くことができる ファラデーの法則を式で表し、物理的意味を理解し、電磁誘導に関する問題を正確(6割)に解くことができる ファラデーの法則を式で表し、物理的意味を理解し、電磁誘導に関する問題を正確(6割)に解くことができない
渦電流・表皮効果の理解 渦電流・表皮効果を、図を用いて的確(8割)に説明できる渦電流・表皮効果を、図を用いて的確(6割)に説明できる渦電流・表皮効果を、図を用いて的確(6割)に説明できない
自己・相互インダクタンスの計算 自己インダクタンス・相互インダクタンスの物理的意味を理解し、それに関連する計算問題を正確(8割)に解くことができる自己インダクタンス・相互インダクタンスの物理的意味を理解し、それに関連する計算問題を正確(6割)に解くことができる自己インダクタンス・相互インダクタンスの物理的意味を理解し、それに関連する計算問題を正確(6割)に解くことができない
磁気エネルギーと力の理解 磁気エネルギーの概念を理解し、力の計算問題を正確(6割)に解くことができる磁気エネルギーの概念を理解し、力の計算問題を正確(8割)に解くことができる磁気エネルギーの概念を理解し、力の計算問題を正確(8割)に解くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
教科書に従い授業を進めていく。配付するプリントの例題や演習問題が解ける能力を身につけること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 第 1回:磁性体Ⅰ 物質の磁気的性質、磁化の強さと磁化電流
2週 第 2回:磁性体Ⅱ 磁界の強さ 磁化率と透磁率
3週 第 3回:磁性体Ⅲ 磁気回路
4週 第 4回:磁性体Ⅳ 磁化曲線、磁荷
5週 第 5回:電磁誘導Ⅰ ファラデーの法則の理解
6週 第 6回:電磁誘導Ⅱ 導体の運動による起電力
7週 第 7回:電磁誘導Ⅲ 渦電流と表皮効果
8週 第 8回:中間のまとめ
4thQ
9週 第 9回:インダクタンスⅠ 自己誘導と自己・相互インダクタンス
10週 第10回:インダクタンスⅡ インダクタンスの接続、エネルギー
11週 第11回:インダクタンスⅢ 磁気エネルギーと力
12週 第12回:インダクタンスⅣ インダクタンスの計算
13週 第13回:インダクタンスⅤ インダクタンスの計算II
14週 第14回:変位電流、マクスウェルの方程式
15週 期末試験
16週 第15回:期末試験の解答の解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験中間試験課題提出合計
総合評価割合002525
点数37.537.52525