電子回路

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電子回路
科目番号 0185 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 わかりやすい電子回路(篠田庄司・コロナ社・2005.12)
担当教員 関根 敏和,白木 英二

到達目標

本授業では第二種および三種電気主任技術者資格試験の「理論」分野の電子回路に関係した問題を解く能力が身につくようにするため目標を挙げる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
トランジスタ・FETの静特性の理解トランジスタ・FETの静特性のグラフからさまざまな値を読み取ることが8割以上できる。トランジスタ・FETの静特性のグラフからさまざまな値を読み取ることが6割以上できる。トランジスタ・FETの静特性のグラフからさまざまな値を読み取ることができない。
バイアス回路の直流電圧・電流の計算方法の理解バイアス回路の直流電圧・電流の回路方程式をたて計算が8割以上できる。バイアス回路の直流電圧・電流の回路方程式をたて計算が6割以上できる。バイアス回路の直流電圧・電流の回路方程式をたて計算ができない。
増幅回路についての理解種々の増幅回路について動作原理を理解し、演習問題が8割以上できる。種々の増幅回路について動作原理を理解し、演習問題が6割以上できる。種々の増幅回路について動作原理を理解し、演習問題ができない。
発振・変調・復調・電源などの回路理論についての理解発振・変調・復調・電源などの回路理論について理解し、演習問題が8割以上できる。発振・変調・復調・電源などの回路理論について理解し、演習問題が6割以上できる。発振・変調・復調・電源などの回路理論について理解し、演習問題ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業の進め方とアドバイス:電子回路基礎レベルの問題を解ける能力を身につけさせる。演習問題を中心に、解法を説明していく。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 pn接合ダイオードとその特性 pn接合ダイオードの基本原理を理解できる。
2週 pn接合ダイオードとその特性II pn接合ダイオードの特性を理解できる。
3週 トランジスタの静特性 トランジスタの基本原理を理解できる。
4週 トランジスタの静特性II トランジスタの特性を理解できる。
5週 トランジスタの増幅回路I トランジスタを用いた増幅回路の基礎を理解できる。
6週 トランジスタの増幅回路 II トランジスタを用いた増幅回路の動作を理解できる。
7週 トランジスタの増幅回路III トランジスタを用いた増幅回路の応用を理解できる。
8週 トランジスタのバイアス回路 トランジスタのバイアス回路の基礎を理解できる。
2ndQ
9週 トランジスタのバイアス回路II トランジスタのバイアス回路の動作を理解できる。
10週 CR結合回路と周波数特性 CR結合回路の基本原理を理解できる。
11週 CR結合回路と周波数特性II CR結合回路の周波数特性を理解できる。
12週 負帰還増幅回路 負帰還増幅回路を理解できる。
13週 演習問題 基本問題を理解できる。
14週 まとめ1 基本問題や応用問題を理解できる。
15週 まとめ2 基本問題や応用問題を理解できる。
16週 電界効果形トランジスタI 電界効果形トランジスタの基本原理を理解できる。
後期
3rdQ
1週 電界効果形トランジスタII 電界効果形トランジスタの動作を理解できる。
2週 差動増幅回路 差動増幅回路の基本原理を理解できる。
3週 演算増幅器 演算増幅器の基本原理を理解できる。
4週 電力増幅回路I 電力増幅回路の基本原理を理解できる。
5週 電力増幅回路II 電力増幅回路の動作を理解できる。
6週 電力増幅回路III 電力増幅回路の応用を理解できる。
7週 発振回路I 発振回路の基本原理を理解できる。
8週 発振回路II 発振回路の動作を理解できる。
4thQ
9週 変調復調回路I 変調復調回路の基本原理を理解できる。
10週 変調復調回路II 変調復調回路の動作を理解できる。
11週 電源回路 電源回路の基本原理を理解できる。
12週 演習問題 基本問題を理解できる。
13週 まとめ3 基本問題や応用問題を理解できる。
14週 まとめ4 基本問題や応用問題を理解できる。
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路ダイオードの特徴を説明できる。3
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。3
FETの特徴と等価回路を説明できる。3
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。3
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。3
演算増幅器の特性を説明できる。3
反転増幅器や非反転増幅器等の回路を説明できる。3

評価割合

中間試験期末試験課題合計
総合評価割合200200100500
前期得点10010050250
後期得点10010050250