電気機器

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気機器
科目番号 0186 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 よくわかる電気機器 (森本雅之 著,森北出版)
担当教員 冨田 睦雄

到達目標

以下の項目の理解を目標とする。
①直流機の理解
②変圧器の理解
③同期機の理解
④誘導機の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1直流機に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。直流機に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。直流機による扱いに関する問題を解くことができない。
評価項目2変圧器に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。変圧器に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。変圧器に関する問題を解くことができない。
評価項目3同期機に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。同期機に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。同期機に関する問題を解くことができない。
評価項目4誘導機に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。誘導機に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。誘導機に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気機器は、磁気エネルギーを介して機械エネルギーと電気エネルギーとの相互変換を行う、我々の身近な生活や産業に必要不可欠である電力の発生から消費までに用いられる発電機,変圧器,モータなどの機器のことである。本授業では、これらの原理,構造,特性,制御法などを習得する。
授業の進め方・方法:
授業は、教科書とプリントと板書を中心に行う。
注意点:
各自学習ノートを充実させること。電気回路や電気磁気学など他の科目と強い相関があるので、それらについても十分学習し、復習しておくことが重要である。
(D-4(1))100%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気機器概説 電気機器概説を理解する
2週 電磁誘導・電磁力・インダクタンス(C) 電磁誘導・電磁力・インダクタンスを理解する
3週 磁化現象と鉄損・銅損(C) 磁化現象と鉄損・銅損を理解する
4週 変圧器の原理と理想変圧器(C) 変圧器の原理と理想変圧器を理解する
5週 実際の変圧器(C) 実際の変圧器を理解する
6週 実際の変圧器の等価回路(C) 実際の変圧器の等価回路を理解する
7週 変圧器の等価回路定数の測定 変圧器の等価回路定数の測定を理解する
8週 中間試験 これまでの講義内容を理解する
2ndQ
9週 回転運動とトルク(C) 回転運動とトルクを理解する
10週 三相交流と回転磁界(C) 三相交流と回転磁界を理解する
11週 誘導機の原理と構造(C) 誘導機の原理と構造を理解する
12週 誘導電動機の等価回路(C) 誘導電動機の等価回路を理解する
13週 誘導電動機の特性(C) 誘導電動機の特性を理解する
14週 誘導電動機の速度制御 誘導電動機の速度制御を理解する
15週 期末試験 これまでの講義内容を理解する
16週 期末試験の解答の解説・前期のまとめ・後期の予習 これまでの講義内容を理解する
後期
3rdQ
1週 同期機概説 同期機概説を理解する
2週 同期発電機の原理と構造 同期発電機の原理と構造を理解する
3週 同期発電機の等価回路とベクトル図(C) 同期発電機の等価回路とベクトル図を理解する
4週 同期発電機の性能指標(C) 同期発電機の性能指標を理解する
5週 同期発電機の負荷特性(C) 同期発電機の負荷特性を理解する
6週 同期電動機の等価回路と出力(C) 同期電動機の等価回路と出力を理解する
7週 同期電動機のV曲線(C) 同期電動機のV曲線を理解する
8週 中間試験 これまでの講義内容を理解する
4thQ
9週 直流機の原理と構造 直流機の原理と構造を理解する
10週 直流発電機(C) 直流発電機を理解する
11週 直流電動機(C) 直流電動機を理解する
12週 直流電動機の運転特性(C) 直流電動機の運転特性を理解する
13週 直流電動機の励磁方式(C) 直流電動機の励磁方式を理解する
14週 直流電動機の速度制御(C) 直流電動機の速度制御を理解する
15週 期末試験 これまでの講義内容を理解する
16週 期末試験の解答の解説・電気機器のまとめ これまでの講義内容を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力直流機の原理と構造を説明できる。3後9,後10,後11,後12,後13,後14
誘導機の原理と構造を説明できる。2前10,前11,前12,前13,前14
同期機の原理と構造を説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
変圧器の原理、構造、特性を説明でき、その等価回路を説明できる。3前4,前5,前6,前7

評価割合

試験課題合計
総合評価割合40080480
40080480
000