送配電工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 送配電工学
科目番号 0205 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新訂版 送配電(前川幸一郎、荒井聰明著・東京電機大学出版局)を教科書として用いる
担当教員 冨田 睦雄

到達目標

以下の項目を目標とする。
①送電線路の電気的特性の理解
②電力円線図と調相容量の理解
③故障計算法及び誘導障害の理解
④中性点接地方式の理解
⑤保護継電方式及び遮断器の理解
⑥配電線路の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
送電線路の電気的特性の理解送電線路の電気的特性に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。送電線路の電気的特性に関する基本的な問題を解くことができる。送電線路の電気的特性に関する基本的な問題を解くことができない。
電力円線図と調相容量の理解電力円線図と調相容量に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。電力円線図と調相容量に関する基本的な問題を解くことができる。電力円線図と調相容量に関する基本的な問題を解くことができない。
故障計算法及び誘導障害の理解故障計算法及び誘導障害に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。故障計算法及び誘導障害に関する基本的な問題を解くことができる。故障計算法及び誘導障害に関する基本的な問題を解くことができない。
中性点接地方式の理解中性点接地方式に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。中性点接地方式に関する基本的な問題を解くことができる。中性点接地方式に関する基本的な問題を解くことができない。
保護継電方式及び遮断器の理解保護継電方式及び遮断器に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。保護継電方式及び遮断器に関する基本的な問題を解くことができる。保護継電方式及び遮断器に関する基本的な問題を解くことができない。
配電線路の理解配電線路に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。配電線路に関する基本的な問題を解くことができる。配電線路に関する基本的な問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、我々の生活や産業界に不可欠な電気エネルギーを、発電所から送電及び配電するための理論と実際をこれまでの電気回路、情報伝送工学、電気磁気学の知識を元にして習得する。
授業の進め方・方法:
授業は、教科書と板書を中心に行うので、各自学習ノートを充実させること。英語導入計画:英語導⼊計画:Documents(10%)
注意点:
電気回路、情報伝送工学、電気磁気学の知識が必要なので、十分復習しておくこと。
なお,成績評価に教室外学修の内容は含まれる。
学習・教育目標 (D−3 エネルギー系)100%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1回:送配電の概要・交流送配電と直流送配電 送配電の概要・交流送配電と直流送配電を理解する
2週 第2回:線路定数・T回路、Π回路の略算 線路定数・T回路、Π回路の略算を理解する
3週 第3回:電力円線図(ALのレベルC)    電力円線図を理解する
4週 第4回:電力円線図と調相容量,調相設備(ALのレベルC) 電力円線図と調相容量,調相設備を理解する
5週 第5回:%インピーダンス,三相短絡の計算(ALのレベルC) %インピーダンス,三相短絡の計算を理解する
6週 第6回:対称座標法(ALのレベルC) 対称座標法を理解する
7週 第7回:1線地絡の計算(ALのレベルB) 1線地絡の計算を理解する
8週 第8回:第3高調波および中性点接地方式・高調波障害(ALのレベルC) 第3高調波および中性点接地方式・高調波障害を理解する
2ndQ
9週 第9回:誘導障害(ALのレベルC) 誘導障害を理解する
10週 第10回:フェランチ現象と安定度(ALのレベルC) フェランチ現象と安定度を理解する
11週 第11回:保護継電方式(ALのレベルC) 保護継電方式を理解する
12週 第12回:遮断器・避雷器(ALのレベルC) 遮断器・避雷器を理解する
13週 第13回:交流配電経路の電圧降下,銅量経済,電力損失 交流配電経路の電圧降下,銅量経済,電力損失を理解する
14週 第14回:単相3線式とバランサ 単相3線式とバランサを理解する
15週 期末試験 送配電工学を理解する
16週 第15回:期末試験の解答の解説。送配電工学を理解する。 送配電工学を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験課題等合計
総合評価割合10050150
10050150