発変電工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 発変電工学
科目番号 0226 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 [改訂版]発電・変電(道上勉著,電気学会)
担当教員 冨田 睦雄

到達目標

以下の項目を到達目標とする。
①電力の需要と供給についての理解
②水力発電の理解
③火力発電の理解
④原子力発電の理解
⑤発電所の環境対策や環境に配慮した発電方式の理解
⑥電力系統と変電所の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電力の需要と供給に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。電力の需要と供給に関する基本的な問題を解くことができる。電力の需要と供給に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目2水力発電に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。水力発電に関する基本的な問題を解くことができる。水力発電に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目3火力発電に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。火力発電に関する基本的な問題を解くことができる。火力発電に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目4原子力発電に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。原子力発電に関する基本的な問題を解くことができる。原子力発電に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目5発電所の環境対策や環境に配慮した発電方式に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。発電所の環境対策や環境に配慮した発電方式に関する基本的な問題を解くことができる。発電所の環境対策や環境に配慮した発電方式に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目6電力系統と変電所に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。電力系統と変電所に関する基本的な問題を解くことができる。電力系統と変電所に関する基本的な問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、我々の生活や産業に不可欠な電気エネルギーの発生に関わる各種発電方式と電気エネルギーの供給に関わる変電についての基礎知識を習得する。さらに、発電所の環境対策や環境に配慮した発電方式についても習得する。
授業の進め方・方法:
授業は、教科書及び配布するプリントと板書を中心に行う。英語導⼊計画:Documents(10%)
注意点:
各自学習ノートを充実させること。
(D-3 環境系)50%, (D-3 エネルギー系)50%
JABEE 基準1(1):(d)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 発変電の概要 発変電の概要を理解する
2週 電力の需要と供給・電力システムの経済運用 電力の需要と供給・電力システムの経済運用を理解する
3週 水力発電所の発電方式と水力学・水力発電所の出力(ALのレベルC) 水力発電所の発電方式と水力学・水力発電所の出力を理解する
4週 水力発電設備・水車(ALのレベルC) 水力発電設備・水車を理解する
5週 水力発電の運転と運用(ALのレベルC) 水力発電の運転と運用を理解する
6週 火力発電所の仕組みと熱力学・熱サイクル(ALのレベルB) 火力発電所の仕組みと熱力学・熱サイクルを理解する
7週 火力発電所設備と環境対策(ALのレベルC) 火力発電所設備と環境対策を理解する
8週 火力発電所の環境対策(ALのレベルC) 火力発電所の環境対策を理解する
2ndQ
9週 原子力発電の仕組みと核反応(ALのレベルC) 原子力発電の仕組みと核反応を理解する
10週 原子力発電の原子炉形式と炉構造(ALのレベルC) 原子力発電の原子炉形式と炉構造を理解する
11週 原子力発電と環境(ALのレベルC) 原子力発電と環境を理解する
12週 環境に配慮した新しい発電方式 環境に配慮した新しい発電方式を理解する
13週 電力系統と変電所の設備構成 電力系統と変電所の設備構成を理解する
14週 変電所の設計と変電所の運転保守 変電所の設計と変電所の運転保守を理解する
15週 期末試験 発変電工学を理解する
16週 期末試験の解答の解説など 発変電工学を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力電力システムの経済的運用について説明できる。4前2
水力発電の原理について理解し、水力発電の主要設備を説明できる。4前3,前4,前5,前6
火力発電の原理について理解し、火力発電の主要設備を説明できる。4前4,前5,前6,前7,前8
原子力発電の原理について理解し、原子力発電の主要設備を説明できる。4前8,前9,前10,前11
その他の新エネルギー・再生可能エネルギーを用いた発電の概要を説明できる。4前12
電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。4前8,前12,前13,前14

評価割合

期末試験課題合計
総合評価割合10020120
10020120