画像処理工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 画像処理工学
科目番号 0234 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材  画像処理工学(山田宏尚、コロナ社)
担当教員 山田 功

到達目標

①画像のディジタル表現について理解していること。
②画像処理の基本技法について理解していること。
③周波数領域および空間領域における画像の取り扱いについて説明できること。
④コンピュータグラフィックスの基本について理解していること。
⑤画像認識、動画像処理についての基本を理解していること。
⑥画像処理の応用事例について把握していること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1画像のディジタル表現に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。画像のディジタル表現に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。画像のディジタル表現に関する問題を解くことができない。
評価項目2画像処理の基本技法に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。画像処理の基本技法に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる画像処理の基本技法に関する問題を解くことができない。
評価項目3周波数領域および空間領域における画像の取り扱いに関する問題ほぼ正確(8割以上)に解くことがる。周波数領域および空間領域における画像の取り扱いに関する問題ほぼ正確(6割以上)に解くことがる。周波数領域および空間領域における画像の取り扱いに関する問題を解くことができない。
評価項目4コンピュータグラフィックスの基本に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。コンピュータグラフィックスの基本に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。コンピュータグラフィックスの基本に関する問題を解くことができない。
評価項目5画像認識、動画像処理に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。画像認識、動画像処理に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる画像認識、動画像処理に関する問題を解くことができない。
評価項目6画像処理の応用事例について正確に把握することができている。画像処理の応用事例についてほぼ把握することができている。画像処理の応用事例について把握することができてない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
視覚情報の処理プロセスに関する基本技法について講義し,あわせて視覚情報処理技術を計測・制御,理解・認識に利用するための基本事項について講義を行う.画像処理における基礎的な技術とその応用方法及び実現するためのアルゴリズムついて理解すること。
授業の進め方・方法:
画像処理の基本的な方法について講義を行う。画像処理がどういった分野で活用されているのかを認識しつつ、講義で説明した画像処理手法を実現するためにはどのようなアルゴリズム(あるいはコンピュータプログラミング)が必要かについてもあわせて考えていくことが望まれる。
注意点:
学習・教育目標 (E)100%
JABEE基準1(1):(c),(d)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 画像処理の概要 画像処理の概要について理解する
2週 画像の入出力、画像の構成、標本化と量子化(C) 画像の入出力、画像の構成、標本化と量子化について理解する
3週 画像の2値化処理(モード法、pタイル法、判別分析法)(C) 画像の2値化処理(モード法、pタイル法、判別分析法)について理解する
4週 濃淡画像処理・幾何学的処理(C) 濃淡画像処理・幾何学的処理について理解する
5週 雑音除去(平均法、メディアンフィルタ)(C) 雑音除去(平均法、メディアンフィルタ)について理解する
6週 2値画像処理(C) 2値画像処理について理解する
7週 画像処理における線形フィルタ(C) 画像処理における線形フィルタについて理解する
8週 中間まとめテスト、テスト問題解説
2ndQ
9週 周波数領域における画像処理(1):フーリエ変換(C) 周波数領域における画像処理(1):フーリエ変換について理解する
10週 周波数領域における画像処理(2):DFT(C) 周波数領域における画像処理(2):DFTについて理解する
11週 PCによる画像処理演習(1)(C) PCによる画像処理について理解する
12週 PCによる画像処理演習(2)(C) PCによる画像処理について理解する
13週 PCによる画像処理演習(3)(C) PCによる画像処理について理解する
14週 画像データ圧縮、符号化、ランレングス符号化、予測符号化、JPEG(C) 画像データ圧縮、符号化、ランレングス符号化、予測符号化、JPEGについて理解する
15週 期末試験
16週 期末試験の解答の解説、画像処理の応用:産業応用、医用画像処理  画像処理の応用:産業応用、医用画像処理 について理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000