コンパイラ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 コンパイラ
科目番号 0239 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 IT Text コンパイラとバーチャルマシン(今城 哲二,他・オーム社)
担当教員 出口 利憲

到達目標

以下の各項目を到達目標とする。
(1) コンパイラの役割・構成を理解する。
(2) 字句解析を理解する。
(3) 構文解析を理解する。
(4) 意味解析を理解する。
(5) コード生成を理解する。
(6) プログラミングパラダイムを理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンパイラの構成要素およびその 役割に関する問題を正確 (8 割以 上) に解くことができる。コンパイラの構成要素およびその 役割に関する問題をほぼ正確 (6 割以上) に解くことができる。コンパイラの構成要素およびその 役割に関する問題を解くことがで きない。
評価項目2字句解析手法に関する問題を正確 (8 割以上) に解くことができる字句解析手法に関する問題をほぼ 正確 (6 割以上) に解くことができ る。字句解析手法に関する問題を解く ことができない。
評価項目3下向き構文解析に関する問題を正 確 (8 割以上) に解くことができ る。下向き構文解析に関する問題をほ ぼ正確 (6 割以上) に解くことがで きる。下向き構文解析に関する問題を解 くことができない。
記号表の構成法や探索法に関する 問題を正確 (8 割以上) に解くこと ができる。記号表の構成法や探索法に関する 問題をほぼ正確 (6 割以上) に解く ことができる。記号表の構成法や探索法に関する 問題を解くことができない。
コード生成法に関する問題を正確 (8 割以上) に解くことができる。コード生成法に関する問題をほぼ 正確 (6 割以上) に解くことができ る。コード生成法に関する問題を解く ことができない。
プログラミングパラダイムに関す る問題を正確 (8 割以上) に解くこ とができる。プログラミングパラダイムに関す る問題をほぼ正確 (6 割以上) に解 くことができる。プログラミングパラダイムに関す る問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コンパイラの役割と構成及び実現方法を理 解する。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って授業を進める。
注意点:
演習には積極的に取り組み,課題を提出すること。
学習教育・目標 (D-4(3)) 100%
JABEE 基準1(1): (d)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンパイラの概要 コンパイラの概要を知る
2週 プログラム言語1(プログラミングパラダイム:手続き型,関数型) 手続き型,関数型を理解する
3週 プログラム言語2(プログラミングパラダイム:論理型,オブジェクト指向型) 論理型,オブジェクト指向型を理解する
4週 コンパイラの構成 コンパイラの構成を理解する
5週 プログラム言語の形式的記述
(AL のレベル C)
バッカス記法,構文図式を理解する
6週 字句解析(有限オートマトン)
(AL のレベル C)
有限オートマトンを理解する
7週 字句解析(字句読み取りプログラム) 字句解析を理解する
8週 中間試験
2ndQ
9週 構文解析 上向き構文解析を知る
10週 下向き構文解析
(AL のレベル C)
下向き構文解析を理解する
11週 中間表現と意味解析 中間表現と意味解析を理解する
12週 コード生成 コード生成を理解する
13週 データフロー解析
(AL のレベル C)
データフロー解析を理解する
14週 最適化 最適化を理解する
15週 例外処理と実行環境との連携 例外処理手法を理解する
実行環境との連携を理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミングプログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。2
システムプログラムコンパイラの役割と仕組みについて説明できる。2

評価割合

試験演習合計
総合評価割合8020100
得点8020100