数学AⅠ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 数学AⅠ
科目番号 0029 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 新基礎数学(高遠節夫ほか5名著,大日本図書出版,2011,11),新微分積分I(高遠節夫他5名著 大日本図書出版,2012,11)を教科書として用いる。新基礎数学問題集(高遠節夫ほか5名著,大日本図書出版,2011,11), 新微分積分I問題集(高遠節夫他5名著 大日本図書出版,2013,12)を問題集として用いる。参考書としては,新版基礎数学(岡本和夫ほか6名著,実教出版,2010,12),新版微分積分I(岡本和夫ほか6名著,実教出版,2010,12), ドリルと演習シリーズ 基礎数学(日本数学教育学会高専・大学部会教材研究グループ(TAMS)著,電気書院出版, 2009,3),ドリルと演習シリーズ 微分積分(日本数学教育学会高専・大学部会教材研究グループ(TAMS)著,電気書院出版, 2010,2)を薦める。
担当教員 岡田 章三,中島 泉,岡崎 貴宣,北川 真也,八木 真太郎,赤川 佳穂

到達目標

数列・微分を理解し,計算能力を習得する。
① 順列・組合せを計算できるようにする
② 数列を理解し,簡単な計算ができるようにする
③ 微分を理解し,その計算ができるようにする

岐阜高専ディプロマポリシー:D

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1順列・組合せを理解し、正確に計算でき、種々の問題も正確に解くことができる。順列・組合せを理解し、大きな間違いなく計算でき、基本的な問題を解くことができる。順列・組合せを求める事ができない。
評価項目2簡単な数列の一般項と和を求めることができ、種々の問題も正確に解くことができる。簡単な数列の一般項と和を求めることができ、基本的な問題を解くことができる。簡単な数列の一般項と和を求めることができない。
評価項目3微分の定義を理解し、正確に計算でき、種々の問題も正確に解くことができる。微分の定義を理解し、大きな間違いなく計算でき、基本的な問題を解くことができる。微分の定義が曖昧で、計算もできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は教科書を中心とした説明と問題演習からなる。授業内容を理解するように努め、復習をしっかりすること。また、教科書、問題集の演習問題は全問解くこと。
英語導入計画:なし
注意点:
授業の内容を確実に⾝につけるために、予習・復習が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 場合の数(ALのレベルC)
順列(ALのレベルC)
積の法則と和の法則の違いを理解している。
順列の基本的な計算ができる。
2週 組合せ(ALのレベルC)
いろいろな順列(ALのレベルC)
組合せの基本的な計算ができる。
順列と組合せを使い分けて、基本的な問題を解くことができる。
3週 二項定理(ALのレベルC)
演習(ALのレベルB)
二項定理を理解して、基本的な問題を解くことができる。
場合の数に関する諸定理・公式を理解し、大きな間違いなく計算でき、基本的な問題を解くことができる。
4週 数列(ALのレベルC)
等差数列(ALのレベルC)
数列の概念を理解して、慣れ親しむ。
等差数列の一般項やその和を求めることができる。
5週 等比数列(ALのレベルC)
いろいろな数列の和(ALのレベルC)
等比数列の一般項やその和を求めることができる。
総和記号を用いた基本的な数列の和を計算することができる。
6週 漸化式と数学的帰納法(ALのレベルC)
演習(ALのレベルB)
漸化式と数学的帰納法を理解して、基本的な問題を解くことができる。
場合の数と数列に関する種々の問題も正確に解くことができる。
7週 関数の極限(ALのレベルC)
関数の連続(ALのレベルC)
いろいろな関数の極限を求めることができる。
連続の意味を理解し、関数が連続か否か判別できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 微分係数・導関数(ALのレベルC)
導関数の公式(ALのレベルC)
微分係数の意味を理解し、求めることができる。
導関数の定義を理解している。積・商の導関数の公式を使うことができる。
10週 合成関数の導関数(ALのレベルC)
演習(ALのレベルB)
合成関数の導関数を求めることができる。
微分の定義を理解し、大きな間違いなく計算でき、基本的な問題を解くことができる。
11週 三角関数の導関数(ALのレベルC)
逆三角関数(ALのレベルC)
三角関数の導関数を求めることができる。
逆三角関数を理解している。逆三角関数の導関数を求めることができる
12週 逆三角関数の導関数(ALのレベルC)
対数関数・指数関数の導関数(ALのレベルC)
逆三角関数の導関数を求めることができる。
指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。
13週 演習(ALのレベルA)
平均値の定理(ALのレベルC)
微分の定義を理解し、正確に計算でき、種々の問題も正確に解くことができる。
基本的な関数の接線の方程式を求めることができる。平均値の定理を理解し、基本的な問題を解くことができる。
14週 関数の増減と極値(ALのレベルC)
関数の最大・最小(ALのレベルC)
関数の増減表をかいて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。
関数の最大値・最小値を求めることができる。
15週 高次導関数(ALのレベルC)
曲線の凹凸(ALのレベルC)
2次以上の導関数を求めることができる。
曲線の凹凸も含めた関数の増減表をかいて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。
16週 期末試験
演習(総復習)(ALのレベルB)

微分の定義を理解し、正確に計算でき、グラフの概形をかくことができ、種々の問題も正確に解くことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。2

評価割合

試験課題等合計
総合評価割合8020100
得点8020100