情報伝送工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 情報伝送工学
科目番号 0077 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 ネットワーク工学(村上泰司、森北出版,2014)
担当教員 遠藤 登

到達目標

WebやE-mailなど、いまやコンピュータネットワークは日常的に利用する技術となっている。情報伝送工学では、ディジタル通信ネットワークの基礎技術を学び、原理・仕組みが理解できることを目標とする。

① ディジタル/アナログ通信が理解できる.
② 情報通信システムの階層構造が理解できる.
③ CSMA/CDの仕組みが理解できる.
④ TCP/IPが理解できる.
⑤ ネットワークセキュリティが理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ディジタル/アナログ通信に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。ディジタル/アナログ通信に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。ディジタル/アナログ通信に関する問題を解くことができない。
評価項目2情報通信システムの階層構造に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。情報通信システムの階層構造に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。情報通信システムの階層構造に関する問題を解くことができない。
評価項目3CSMA/CDの仕組みに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。CSMA/CDの仕組みに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。CSMA/CDの仕組みに関する問題を解くことができない。
評価項目4TCP/IPに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。TCP/IPに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。TCP/IPに関する問題を解くことができない。
評価項目5ネットワークセキュリティに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。ネットワークセキュリティに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。ネットワークセキュリティに関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業では、ディジタル通信ネットワークの原理面を中心に解説することにより、基礎技術の理解が深まるよう努める。板書やプリントを中心に授業が進むので、各自学習ノートを充実させること。授業を理解する上で、情報処理、電子回路の基礎知識が必要である。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 情報通信ネットワークの概要と通信の基礎1(アナログ通信)
2週 通信の基礎2(ディジタル通信)
3週 階層構造とOSI参照モデル
4週 データリンク層1(HDLC手順)
5週 データリンク層2(LAN①=MAC層、CSMA/CDの仕組み)
6週 データリンク層3(LAN②=MACアドレス、コリジョン・ドメイン)
7週 データリンク層4(LAN③=ブリッジ、ブロードキャスト・ドメイン、トークンリング)
8週 中間試験
2ndQ
9週 インターネット、TCP/IP
10週 ネットワーク層1(IP,ルータ、IPアドレス、サブネット)
11週 ネットワーク層2(IPルーティング、ARP)
12週 トランスポート層(ポート、UDP、TCP)
13週 アプリケーション層(DNS、E-Mail、WWW)
14週 ネットワークセキュリティ1(共通鍵暗号、公開鍵暗号、認証)
15週 講義のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート等合計
総合評価割合2000200
得点20030~50200