情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 情報処理Ⅰ
科目番号 0087 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新・明解C言語 入門編(ソフトバンククリエイティブ)
担当教員 遠藤 登

到達目標

コンピュータとプログラミングの基礎について学ぶ。
① プログラムの開発方法および開発環境の利用法を身につけることができる
② 変数とその利用法を理解できる
③ データ型と演算を理解できる
④ 制御文を理解できる
⑤ 配列を理解できる
⑥ 関数を理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1プログラムの入力・編集・デバッグ・実行作業が正確に(8割以上)できる。プログラムの入力・編集・デバッグ・実行作業がほぼ正確に(6割以上)できる。プログラムの入力・編集・デバッグ・実行作業ができない。
評価項目2変数を利用したプログラミングが正確(8割以上)にできる。変数を利用したプログラミングがほぼ正確(6割以上)にできる。変数を利用したプログラミングができない。
評価項目3データ型と演算子に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。データ型と演算子に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。データ型と演算子に関する問題を解くことができない。
評価項目4制御文に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。制御文に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。制御文に関する問題を解くことができない。
評価項目5配列に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。配列に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。配列に関する問題を解くことができない。
評価項目6関数に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。関数に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。関数に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は演習室でのプログラミング演習を中心に行う。作成したプログラムはすぐには動作せずエラーが出ることが多いが、エラーメッセージをよく読み、「なぜ」エラーが出たのかをしっかりと理解しながら演習を進めると、確かな実力が得られる。テキストの例題を実行する場合であっても、単なる間違い探しに終始せず、動作を確実に理解するよう努めるとよい。また演習中にしっかり考えるためには、プログラムを素早く入力して、よく考えるための時間を確保する必要があるため、タイピングが苦手な学生は、授業時間以外にもタイピングの基本的能力を高めるようにしておく必要がある。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンピュータとプログラムの仕組み
2週 変数の宣言と代入
3週 読み込みと表示
4週 演算の基本
5週 変数型と演算
6週 型キャスト
7週 if文1
8週 中間試験
2ndQ
9週 if文2
10週 if文の演習
11週 switch文
12週 条件分岐の演習
13週 do文
14週 while文
15週 前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 for文
2週 for文と多重ループ
3週 制御文の演習
4週 配列1
5週 配列2
6週 配列の演習
7週 多次元配列
8週 中間試験
4thQ
9週 配列の復習
10週 関数1
11週 関数2
12週 関数の演習
13週 配列と関数呼び出し
14週 配列と関数のまとめ
15週 後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。3
定数と変数を説明できる。3
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。3
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。3
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。3
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。3
条件判断プログラムを作成できる。3
繰り返し処理プログラムを作成できる。3
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。3
二次元配列を使ったプログラムを作成できる。3

評価割合

試験小テスト・課題合計
総合評価割合4000400
前期20030~50200
後期20030~50200