電子計算機Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電子計算機Ⅱ
科目番号 0089 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 コンピュータ工学入門 (鏡慎吾ら著,コロナ社,2015. 3)
担当教員 黒山 喬允

到達目標

電子計算機Iで学んだ内容を基礎に,実用的な計算機ハードウェアと,ソフトウェアについて学ぶ.現代のコンピュータの構成について理解することが目標である.具体的には以下の達成を目標とする.

① プロセッサについて理解する.
② コンパイラついて理解する.
③ オペレーティングシステムについて理解する.
④ 入出力システムや計算機に関連する規格について理解する.

以上によって,現代の計算機のハードウェアとソフトウェアについて理解できるようになる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1プロセッサに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる.プロセッサに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる.プロセッサに関する問題を解くことができない.
評価項目2コンパイラに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる.コンパイラに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる.コンパイラに関する問題を解くことができない.
評価項目3オペレーティングシステムに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる.オペレーティングシステムに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる.オペレーティングシステムに関する問題を解くことができない.
評価項目4入出力システムや計算機に関連する規格に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる.入出力システムや計算機に関連する規格に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる.入出力システムや計算機に関連する規格に関する問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
電子計算機Iで学んだ計算機の基本構成やMIPSアーキテクチャの知識を前提に,多分に応用的な内容について講義を行う.講義の内容について予習・復習を十分に行うとともに,身近にある計算機の仕組みについて興味を持ち授業に臨んで欲しい.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 現代の計算機
2週 プロセッサ 命令セットと構成要素
3週 プロセッサ 各部の動作
4週 プロセッサ 制御回路と全体の動作
5週 プロセッサ CISC と RISCアーキテクチャ
6週 コンピュータの高速化
7週 メモリシステムの実際
8週 コンパイラ プログラムの解析
4thQ
9週 コンパイラ コード生成と最適化
10週 オペレーティングシステム その役割と構成要素
11週 オペレーティングシステム ファイルシステム
12週 オペレーティングシステム マルチタスクと仮想記憶
13週 入出力システム
14週 記憶装置と周辺機器,関連する規格
15週 期末試験の解答の解説 高性能計算機
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合6040100
得点6040100