情報処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 情報処理Ⅱ
科目番号 0089 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新・明解C言語 入門編(柴田望洋著,ソフトバンククリエイティブ)
担当教員 遠藤 登

到達目標

2年で学習したC言語の基本を踏まえ、関数,ポインタ,構造体を使った高度なプログラミングの能力をつける。また基本的なマイコンプログラミングの能力をつける。具体的には以下の項目を目標とする。
① 関数を用いたプログラミングができる。
② ポインタを用いたプログラミングができる。
③ 構造体を用いたプログラミングができる。④ ファイル処理のプログラミングができる。
⑤ PICマイコンの基本プログラミングができる。
⑥ PICマイコンの割り込み制御ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1関数を用いたプログラミングが正確(8割以上)にできる。関数を用いたプログラミングがほぼ正確(6割以上)にできる。関数を用いたプログラミングができない。
評価項目2ポインタを用いたプログラミングが正確(8割以上)にできる。ポインタを用いたプログラミングがほぼ正確(6割以上)にできる。ポインタを用いたプログラミングができない。
評価項目3構造体を用いたプログラミングが正確(8割以上)にできる。構造体を用いたプログラミングがほぼ正確(6割以上)にできる。構造体を用いたプログラミングができない。
評価項目4ファイル処理のプログラミングが正確(8割以上)にできる。ファイル処理のプログラミングがほぼ正確(6割以上)にできる。ファイル処理のプログラミングができない。
評価項目5PICマイコンを用いた基本プログラムが正確(8割以上)にできる。PICマイコンを用いた基本プログラムがほぼ正確(6割以上)にできる。PICマイコンを用いた基本プログラムができない。
評価項目6PICマイコンの割り込み制御が正確(8割以上)にできる。PICマイコンの割り込み制御がほぼ正確(6割以上)にできる。PICマイコンの割り込み制御ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業では,講義だけでなく自らプログラムを作成・実行・エラー処理をすることでプログラミング技術を身に付けるように進める。プログラミングに参考となる資料は,情報処理センター計算機システムの共用フォルダに置くので適宜参照すること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 制御文、配列、関数の復習
2週 基本型と内部表現
3週 ビット演算、論理演算
4週 型と演算の演習
5週 関数形式マクロ
6週 再帰関数
7週 入出力と文字
8週 中間試験
2ndQ
9週 文字列
10週 文字列操作
11週 ポインタ1
12週 ポインタ2
13週 配列とポインタの演習
14週 文字列とポインタ
15週 前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 構造体1
2週 構造体2
3週 ファイル処理
4週 PICと基板配線
5週 LED点灯1
6週 LED点灯2
7週 スイッチの利用
8週 中間試験
4thQ
9週 割込みの基礎
10週 外部割込み
11週 タイマ割り込み1
12週 タイマ割り込み2
13週 CCPモードによる割込み
14週 マイコン演習
15週 後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野情報プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。3

評価割合

試験小テスト・レポート合計
総合評価割合4000400
前期20050~70200
後期20050~70200