電気磁気学Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電気磁気学Ⅱ
科目番号 0092 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 電気磁気学 [第 2 版] (安達三郎・大貫繁雄共著、森北出版)
担当教員 福永 哲也

到達目標

第3学年時の静電界に続き、電磁界に関係した現象への自然科学的な理解とそれを工学に応用するための方法を修得する。本授業により、基礎方程式の導出過程および式の持つ物理的意味を理解し、電気電子工学、制御工学などの広範な分野への応用力を養成する。具体的には以下の項目を目標とする。①磁界、磁束、ガウスの法則の理解。②ビオ・サバールの法則の理解。③アンペアの周回積分の法則の理解。④ファラデーの電磁誘導の法則の理解。⑤インダクタンス及びその計算法の理解。⑥マックスウェルの方程式の理解。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
磁界、磁束、ガウスの法則の理解磁界、磁束、ガウスの法 則に関する問題をほぼ正確(8 割以上)に解くことができる磁界、磁束、ガウスの法則に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができる磁界、磁束、ガウスの法則に関する問題をほぼ正確に解くことができない
ビオ・サバールの法則の理解ビオ・サバールの法則に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができるビオ・サバールの法則に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができるビオ・サバールの法則に関する問題をほぼ正確に解くことができない
アンペアの周回積分の法則の理解アンペアの周回積分の法則に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができるアンペアの周回積分の法則に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができるアンペアの周回積分の法則に関する問題をほぼ正確に解くことができない
ファラデーの電磁誘導の法則の理解ファラデーの電磁誘導の法則に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができるファラデーの電磁誘導の法則に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができるファラデーの電磁誘導の法則に関する問題をほぼ正確に解くことができない
インダクタンス及びその計算法の理解インダクタンス及びその計算法に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができるインダクタンス及びその計算法に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができるインダクタンス及びその計算法に関する問題をほぼ正確に解くことができない
マックスウェルの方程式の理解マックスウェルの方程式に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができるマックスウェルの方程式に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができるマックスウェルの方程式に関する問題をほぼ正確に解くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は、教科書と板書を中心に行なうので、各自学習ノートを充実させること。また、章末問題および演習書の問題を使って演習を行なう。授業後に演習問題のレポートを課すので、授業内容をよく復習してからレポート作成に取組むこと。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 定常電流
2週 磁界
3週 電流による磁界と磁束
4週 ビオ・サバールの法則Ⅰ
5週 ビオ・サバールの法則Ⅱ
6週 アンペアの周回積分の法則Ⅰ
7週 アンペアの周回積分の法則Ⅱ
8週 中間試験
2ndQ
9週 電磁力(ローレンツ力)Ⅰ
10週 電磁力(ローレンツ力)Ⅱ
11週 物質の磁気的性質,磁化の強さと磁化電流
12週 磁界の強さと透磁率
13週 磁気回路
14週 強磁性体の磁化
15週 磁石と磁極
16週
後期
3rdQ
1週 ファラデーの法則Ⅰ
2週 ファラデーの法則Ⅱ
3週 渦電流と表皮効果
4週 自己誘導と自己インダクタンス
5週 相互誘導と相互インダクタンス
6週 インダクタンスの計算
7週 磁界のエネルギー
8週 中間試験
4thQ
9週 変位電流
10週 マックスウェルの方程式Ⅰ
11週 マックスウェルの方程式Ⅱ
12週 電磁波
13週 平面電磁波
14週 ポインティングベクトル
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験小テストレポート合計
総合評価割合2002005050500
得点2002005050500