電子回路

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電子回路
科目番号 0092 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 電子回路A(岩田聡・オーム社)アナログ電子回路演習(石橋幸男・培風館)
担当教員 長南 功男

到達目標

半導体の基本特性を理解し、増幅回路を主体とした回路に応用する方法を習得する。具体的には以下の項目を目標とする。
①半導体の特性を理解する
②バイアス回路の計算法を理解する
③小信号増幅回路の計算法を理解する
④負帰還の概念を理解する
⑤オペアンプ回路の計算法を理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ダイオード、トランジスタの静特性を(8割以上)理解し、応用できること。ダイオード、トランジスタの静特性を(6割以上)理解し、応用できること。ダイオード、トランジスタの静特性を理解し、応用できない。
評価項目2トランジスタの各種バイアス回路の計算が(8割以上)できること。トランジスタの各種バイアス回路の計算が(6割以上)できること。トランジスタの各種バイアス回路の計算ができない。
評価項目3hパラメータyパラメータを用いた小信号増幅回路の計算が(8割以上)できること。hパラメータyパラメータを用いた小信号増幅回路の計算が(6割以上)できること。hパラメータyパラメータを用いた小信号増幅回路の計算ができない。
評価項目4負帰還の概念を(8割以上)理解し、説明できること。負帰還の概念を(6割以上)理解し、説明できること。負帰還の概念を理解し、説明できない。
評価項目5各種オペアンプ回路の入出力特性を(8割以上)計算できること各種オペアンプ回路の入出力特性を(6割以上)計算できること各種オペアンプ回路の入出力特性を計算できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は、教科書と板書を中心に行うので、各自学習ノートを充実させること
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電子回路とは
2週 線形と非線形
3週 テブナンの定理
4週 制御電源
5週 ダイオードとその働き
6週 トランジスタとその働き
7週 FETとその働き
8週 中間試験  
2ndQ
9週 増幅回路の働き
10週 静特性と増幅度
11週 入出力抵抗
12週 バイアス回路の考え方
13週 hパラメータ
14週 yパラメータ
15週 前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 小信号増幅回路
2週 増幅回路の周波数特性
3週 CR結合増幅回路
4週 負帰還とは
5週 利得変動の安定化
6週 周波数特性の改善
7週 オペアンプの働き
8週 中間試験
4thQ
9週 オペアンプと負帰還
10週 オペアンプで増幅する
11週 オペアンプで演算する
12週 オペアンプの性能
13週 非線形演算器
14週 発振回路の働き
15週 後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験課題・小テスト合計
総合評価割合1001000200
得点10010040~80200