電気回路Ⅲ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気回路Ⅲ
科目番号 0092 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 基礎からの交流理論(小亀英己・電気学会・オーム社),演習問題の参考書:電気回路(Edminister,村崎憲雄訳・オーム社)
担当教員 所 哲郎,河野 託也

到達目標

以下の項目を目標とする。
① 多相交流の用語とその意義を理解する
② 多相交流回路の解法を理解する
③ ひずみ波交流の用語とその意義を理解する
④ ひずみ波交流回路の解法を理解する
岐阜高専ディプロマポリシー:(D)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1多相交流の用語とその意義を正確(8割以上)に理解し,応用ができる。多相交流の用語とその意義をほぼ正確(6割以上)に理解できる。多相交流の用語とその意義を理解できない。
評価項目2多相交流回路解析に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。多相交流回路解析に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。多相交流回路解析に関する問題を解くことができない。
評価項目3ひずみ波交流の用語とその意義を正確(8割以上)に理解し,応用ができる。ひずみ波交流の用語とその意義をほぼ正確(6割以上)に理解できる。ひずみ波交流の用語および意義を理解できない。
評価項目4ひずみ波交流回路解析に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。ひずみ波交流回路解析に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。ひずみ波交流回路解析に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
多相交流およびひずみ波交流を理解する。
授業の進め方・方法:
授業は教科書の内容にしたがって板書を中心に行う。予習・復習を行い,各自学習ノートを充実させること。
(事前準備の学習)電気回路に関連する事項の復習をしておくこと
英語導入計画:Technical terms

注意点:
課題の提出はすべてLMS上でのPDF提出とし,手書きは受け付けない.
授業は事前に共有するスライドをもとに行う.紙媒体でのスライド配布は行わない.
学修単位科目であるため授業外学修は必須であり,課題の未提出率が1/4以上の場合には単位を与えない.
授業の内容を確実に身につけるために,予習・復習が必須である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 単相正弦波交流回路の復習(ALのレベルC) 単相交流回路を理解する(教室外学修)単相交流回路解析の演習
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
2週 多相交流の基礎(ALのレベルC) 多相交流回路を理解する(教室外学修)用語のまとめ
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
3週 平衡三相回路と電力(ALのレベルC) 平衡三相回路を理解する(教室外学修)平衡三相回路解析の演習
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
4週 V結線,二相交流,回転磁界と交流電動機の回転原理(ALのレベルC) 交流電動機の回転原理を理解する(教室外学修)交流電動機のまとめ
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
5週 不平衡三相回路(ALのレベルC) 不平衡三相回路を理解する(教室外学修)不平衡三相回路解析の演習
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
6週 対称座標法(ALのレベルC) 対称座標法を理解する(教室外学修)対称分算出法の演習
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
7週 多相交流の総復習(ALのレベルC) 多相交流の問題が解ける(教室外学修)多相交流回路の総まとめ
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
8週 中間のまとめ 講義前半の内容を理解する。
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
4thQ
9週 フーリエ級数によるひずみ波の表現法(ALのレベルC) フーリエ級数による波の表現を理解する(教室外学修)ひずみ波交流のフーリエ級数表現に関する演習
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
10週 ひずみ波の種類とフーリエ係数(ALのレベルC) ひずみ波交流のフーリエ級数表現を理解する(教室外学修)ひずみ波交流のフーリエ級数表現に関する演習
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
11週 基本波と高調波(ALのレベルC) 基本波と高調波について理解する(教室外学修)用語のまとめ
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
12週 重ねの理とひずみ波回路解析(ALのレベルC) 重ねの理を理解しひずみ波回路解析に利用できる(教室外学修)ひずみ波回路解析の演習
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
13週 ひずみ波回路の電力(ALのレベルC) ひずみ波回路の解析ができる(教室外学修)ひずみ波回路解析の演習
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
14週 三相回路におけるひずみ波と交流発電機(ALのレベルC) 交流発電機について理解する(教室外学修)交流発電機のまとめ
(授業外学習・事前)講義内容の予習(1時間)
(授業外学習・事後)講義内容の復習・課題(3時間)
15週 期末試験
16週 フォローアップ(期末試験の解答の解説など) 電気回路Ⅲのまとめを理解する。
(授業外学習・事前)期末試験の振り返り(1時間)
(授業外学習・事後)期末試験の解き直し(3時間)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験課題合計
総合評価割合8020100
得点8020100