電子制御設計製図Ⅱ

科目基礎情報

学校	岐阜工業高等専門学校	開講年度	平成28年度 (2016年度)
授業科目	電子制御設計製図Ⅱ
科目番号	0095	科目区分	専門 / 必修
授業形態	実習	単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	電子制御工学科	対象学年	3
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	電子回路シミュレータ PSpice入門編 (棚木義則著，CQ出版社，2012. 4)
担当教員	黒山 喬允

到達目標

回路図の製図法と電子回路CADソフトの使用法，電子回路シミュレータによる解析法について学ぶ．標準的な製図法，電子回路シミュレータの仕組みと回路の解析法について理解することを目標とする．具体的には以下の達成を目標とする．

① 電気用図記号を正確に用いる標準的な製図法を身につける．
② アナログ電子回路の解析について理解する．
③ 電子回路CADと電子回路シミュレータの基本操作を身につける．
④ 基本的な電子回路の設計法を身につける．

以上によって，電子回路の設計・製図・解析の手順を身につけることができる．

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	電気用図記号を正確に用いる標準的な回路図を短時間で作成することができる．	電気用図記号を正確に用いる標準的な回路図を作成することができる．	電気用図記号を正確に用いる標準的な回路図を作成することができない．
評価項目2	電子回路シミュレータを用いるアナログ電子回路の解析結果を十分に(8割以上)理解することができる．	電子回路シミュレータを用いるアナログ電子回路の解析結果をほぼ(6割以上)理解することができる．	電子回路シミュレータを用いるアナログ電子回路の解析結果を理解することができない．
評価項目3	電子回路CADと電子回路シミュレータを用いて短時間でアナログ回路の解析を行うことができる．	電子回路CADと電子回路シミュレータを用いてアナログ回路の解析を行うことができる．	電子回路CADを用いて標準的な回路図を作成することができない．
評価項目4	授業の課題以外でも，電子回路を設計することができる．	授業の課題等で示した基本的な電子回路を設計することができる．	基本的な電子回路を設計することができない．

教育方法等

概要:

授業の進め方・方法:

電気回路や電子回路といった他の科目との関連に留意して，予習・復習を行うこと．本講義で用いるソフトウェアは学生自身のパソコンにもインストールすることができるため，教室外でも使用して習熟して欲しい．

注意点:

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	電子製図の概要
		2週	CADソフトの操作方法
		3週	電気用図記号と製図法
		4週	電子回路シミュレーションの基礎
		5週	過渡解析・AC解析・DC解析
		6週	様々な回路の解析 (RC回路，RL回路)
		7週	様々な回路の解析 (RLC回路)
		8週	中間試験
	4thQ
		9週	トランジスタ増幅回路の設計
		10週	トランジスタ増幅回路の解析
		11週	オペアンプ増幅回路の設計
		12週	オペアンプ増幅回路の解析
		13週	整流回路の解析
		14週	論理回路の解析
		15週	期末試験の解説 講義のまとめ
		16週

評価割合

	試験	課題	合計
総合評価割合	80	20	100
得点	80	20	100