計測工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 計測工学
科目番号 0096 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 計測システム工学の基礎(森北出版)
担当教員 福永 哲也

到達目標

モノづくりの過程で,対象物を正しく認識し理解するための測定という観点から,計測の原理・方法,実験データの精度,実験データの解析法などについての知識の習得する.具体的には以下の項目を目標とする.①計測の基礎知識について理解する。②データの誤差・統計的性質について理解する。③データの解析方法について理解する。④各種計測機器の構造や測定原理,測定方法を理解する。⑤信号の計測法について理解する。⑥信号の処理方法について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
計測の基礎知識について理解する計測の基礎知識についての知識の習得(8割以上)計測の基礎知識についての知識の習得(6割以上)計測の基礎知識についての知識の習得ができていない
データの誤差・統計的性質について理解するデータの誤差・統計的性質について理解し,関連する問題を8割以上できることデータの誤差・統計的性質について理解し,関連する問題を6割以上できることデータの誤差・統計的性質について理解し,関連する問題をできない
データの解析方法について理解するデータの解析方法について理解し,関連する問題を8割以上できることデータの解析方法について理解し,関連する問題を6割以上できることデータの解析方法について理解し,関連する問題をできない
各種計測機器の構造や測定原理,測定方法を理解する各種計測機器の構造や測定原理,測定方法が理解(8割以上)できること各種計測機器の構造や測定原理,測定方法が理解(6割以上)できること各種計測機器の構造や測定原理,測定方法が理解できない
信号の計測法について理解する信号の計測法について理解し,関連する問題を8割以上できること信号の計測法について理解し,関連する問題を6割以上できること信号の計測法について理解し,関連する問題をできない
信号の処理方法について理解する信号の処理方法について理解し,関連する問題を8割以上できること信号の処理方法について理解し,関連する問題を6割以上できること信号の処理方法について理解し,関連する問題をできない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
教科書および配布資料を用いた講義を基本として,演習,レポートを随時実施する.講義の内容で理解できなかった個所を学生自身で復習できるように,演習問題の自宅学習課題を与え,レポートを提出させる.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 計測工学の概要とデータ処理のための表計算基礎
2週 単位と標準
3週 測定の誤差と精度1(誤差)
4週 測定の誤差と精度2(誤差の統計的性質1)
5週 測定の誤差と精度3(誤差の統計的性質2)
6週 最小二乗法
7週 最小二乗法演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 データの補間
10週 データの補間演習
11週 回帰分析と相関
12週 回帰分析と相関演習
13週 分散分析
14週 分散分析演習
15週 前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 機械的測定1(長さ、角度、面)
2週 機械的測定2(質量、力、圧力、流速、温度、材料硬さ等)
3週 センサとセンシング1(センサの概略、空間量の計測)
4週 センサとセンシング2(力の計測、温湿度とガスの計測)
5週 センサとセンシング3(光と音の計測、磁界の計測)
6週 信号の計測法1(アナログ前処理、ブリッジ回路)
7週 信号の計測法2(フィルタ)
8週 中間試験
4thQ
9週 信号の計測法3(フィルタ)
10週 信号の計測法4(ノイズ対策、ADコンバータ)
11週 信号の処理1(サンプリング、アベレージングとスムージング)
12週 信号の処理2(相関関数)
13週 信号の処理3(周波数領域における信号解析)
14週 信号の処理4(FFT)
15週 後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験課題小テスト合計
総合評価割合2002007525500
前期100100500250
後期1001002525250