機械運動学Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 機械運動学Ⅱ
科目番号 0098 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 工業力学入門 第2版,(伊藤勝悦 著,森北出版)「工業力学入門 第2版」(伊藤勝悦 著,森北出版)
担当教員 小林 義光

到達目標

電子制御設計において,制御対象の運動についての理解や運動方程式の導出が必要である.本授業では,第3学年の力学の知識を基にして,具体的に機械の運動方程式の導出と解法の習得を目標とする.具体的には以下の項目を目標とする.
① 仕事,エネルギー,動力についての理解
② 摩擦,滑車についての理解
③ 一自由度系の自由振動についての理解
④ 一自由度系の強制振動についての理解
⑤ 二自由度系の自由振動についての理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1仕事,エネルギーに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。仕事,エネルギーに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。仕事,エネルギーに関する問題を解くことができない。
評価項目2摩擦,滑車に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。摩擦,滑車に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。摩擦,滑車に関する問題を解くことができない。
評価項目3一自由度系の自由振動に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。一自由度系の自由振動に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。一自由度系の自由振動に関する問題を解くことができない。
評価項目4一自由度系の強制振動に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。一自由度系の強制振動に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。一自由度系の強制振動に関する問題を解くことができない。
評価項目4二自由度系の自由振動に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。二自由度系の自由振動に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。二自由度系の自由振動に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
教科書,配布プリントと板書を中心に講義と演習で進めるので,講義ノートを充実させること.より理解を深めるため,授業の最後に適宜問題演習を行う.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 摩擦
2週 滑車
3週 減衰のない一自由度系の自由振動(1)
4週 減衰のない一自由度系の自由振動(2)
5週 減衰のある一自由度系の自由振動(1)
6週 減衰のある一自由度系の自由振動(2)
7週 前期中間の復習
8週 中間試験
4thQ
9週 衝撃入力を受ける1自由度系
10週 力入力を受ける1自由度系の強制振動
11週 変位入力を受ける1自由度系の強制振動
12週 二自由度系の自由振動(1)
13週 二自由度系の自由振動(2)
14週 総復習
15週 総復習(期末試験解答解説など)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学不減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。2
減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。2
調和外力による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。2
調和変位による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。2

評価割合

試験課題・小テスト合計
総合評価割合20050250
後期20050250