機械運動学Ⅲ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 機械運動学Ⅲ
科目番号 0099 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 三田、朝比奈、黒田、山口、「機械設計法」、コロナ社
担当教員 小林 義光

到達目標

機械を構成する各種の要素について、理論と実用面から使用目的に応じた材料の選択と必要寸法を決定できる能力を養うことを目標とし、ロボットのような制御システム構造物における機械装置部の設計の基本となる機械要素の設計法について学習する。
①機械設計の基礎の理解
②材料の強さの理解
③機械の駆動の理解
④ねじの理解
⑤歯車の理解
⑥カムとリンク

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械設計の基礎に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。機械設計の基礎に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。機械設計の基礎に関する問題を解くことができない。
評価項目2材料の強さに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。材料の強さに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。材料の強さに関する問題を解くことができない。
評価項目3機械の駆動に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。機械の駆動に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。機械の駆動に関する問題を解くことができない。
評価項目4ねじに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。ねじに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。ねじに関する問題を解くことができない。
評価項目5歯車に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。歯車に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。歯車に関する問題を解くことができない。
評価項目6カムとリンクに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。カムとリンクに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。カムとリンクに関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は、教科書と板書を中心に講義と演習で進めるので、講義ノートを充実させること。より理解を深めるため、授業の最後に適宜問題演習を行う。また、JISの規格表を読めるようにしたい。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 機械設計の基礎
2週 機械設計の基礎
3週 材料の強さ
4週 材料の強さ
5週 材料の強さ
6週 機械の駆動
7週 機械の駆動
8週 中間試験
4thQ
9週 ねじ
10週 ねじ
11週 歯車
12週 歯車
13週 カムとリンク
14週 カムとリンク
15週 総復習(期末試験の解答の解説など)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。2
応力とひずみを説明できる。2
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。2
応力-ひずみ線図を説明できる。2
許容応力と安全率を説明できる。2
断面が変化する棒について、応力と伸びを計算できる。2
棒の自重よって生じる応力とひずみを計算できる。2
ねじりを受ける丸棒のせん断ひずみとせん断応力を計算できる。2
丸棒および中空丸棒について、断面二次極モーメントと極断面係数を計算できる。2
軸のねじり剛性の意味を理解し、軸のねじれ角を計算できる。2
はりの定義や種類、はりに加わる荷重の種類を説明できる。2
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。2
各種の荷重が作用するはりのせん断力線図と曲げモーメント線図を作成できる。2
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。2
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。2
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。2

評価割合

試験課題・小テスト合計
総合評価割合20050250
後期20050250