機械運動学Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 機械運動学Ⅱ
科目番号 0209 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教科書1:「工業力学入門 第2版」(伊藤勝悦 著,森北出版)、教科書2:「機械力学(増補)」(青木繁 著,コロナ社)
担当教員 小林 義光

到達目標

以下の各項目を到達目標とする。
①減衰のない一自由同系の自由振動の理解
②減衰のある一自由同系の自由振動の理解
③一自由同系の強制振動の理解
④二自由同系の強制振動の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1減衰のない一自由度系の自由振動に関する応用問題(演習問題の応用)を解くことができる。減衰のない一自由度系の自由振動に関する基本問題(例題、演習問題レベル)を解くことができる。減衰のない一自由度系の自由振動に関する基本問題を解くことができない。
評価項目2減衰のある一自由度系の自由振動に関する応用問題(演習問題の応用)を解くことができる。減衰のある一自由度系の自由振動に関する基本問題(例題、演習問題レベル)を解くことができる。減衰のある一自由度系の自由振動に関する基本問題を解くことができない。
評価項目3一自由度系の強制振動に関する応用問題(演習問題の応用)を解くことができる。一自由度系の強制振動に関する基本問題(例題、演習問題レベル)を解くことができる。一自由度系の強制振動に関する基本問題を解くことができない。
評価項目4二自由度系の強制振動に関する応用問題(演習問題の応用)を解くことができる。二自由度系の強制振動に関する基本問題(例題、演習問題レベル)を解くことができる。二自由度系の自由振動に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電子制御設計において、制御対象の運動についての理解や運動方程式の導出が必要である。本授業では、第3学年の力学の知識を基にして、具体的に機械の運動方程式の導出と解法の習得を目標とする。
授業の進め方・方法:
授業は、教科書と板書を中心に講義と演習で進める。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
講義ノートを充実させ、演習問題に取り組むことで、理解を深めることを期待している。なお、成績評価に教室外学習の内容は含まれる。
学習・教育目標:(D-2 設計・システム系)100%
JABEE基準1(1):(d)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 摩擦(ALレベルC) 摩擦が理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書1演習11.1,11.2
2週 減衰のない一自由度系の自由振動(1)(ALレベルC) 減衰のない一自由度系の自由振動が理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書1演習12.1,12.2
3週 減衰のない一自由度系の自由振動(2)(ALレベルC) 減衰のない一自由度系の自由振動が理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書1演習12.3,12.4
4週 減衰のある一自由度系の自由振動(1)(ALレベルC) 減衰のある一自由度系の自由振動が理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書2 p.40 演習1~5
5週 減衰のある一自由度系の自由振動(2)(ALレベルC) 減衰のある一自由度系の自由振動が理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書2 p.41 演習6,7
6週 衝撃入力を受ける1自由度系(ALレベルC) 衝撃入力を受ける1自由度系が理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書2 p.41 演習8,9
7週 前期中間の復習(ALレベルC) 前期の第1~6週の授業内容が総合的に理解でき応用問題が解ける。(教室外学習)前期の第1~6週の授業に関する演習
8週 中間試験 第1~7週の授業内容が理解でき6割以上回答できること。
2ndQ
9週 力入力を受ける1自由度系の強制振動(ALレベルC) 力入力を受ける1自由度系の強制振動が理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書2 p.56 演習1
10週 変位入力を受ける1自由度系の強制振動(ALレベルC) 力入力を受ける1自由度系の強制振動が理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書2 p.56 演習2
11週 二自由度系の固有振動数と固有振動モード(ALレベルC) 二自由度系の固有振動数と固有振動モードが理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書2 p.70演習1,2
12週 力入力を受ける2自由度系の強制振動(ALレベルC) 力入力を受ける2自由度系の強制振動が理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書2 p.70演習3
13週 変位入力を受ける2自由度系の強制振動(ALレベルC) 変位入力を受ける2自由度系の強制振動が理解でき演習問題が解ける。(教室外学習)教科書2 p.70演習3
14週 総復習(ALレベルC) 第9~13週の授業内容が総合的に理解でき応用問題が解ける。(教室外学習)第9~13週の授業に関する演習
15週 総復習(期末試験解答解説など) 第9~15週の授業内容が理解でき6割以上回答できること。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学振動の種類および調和振動を説明できる。2前2,後1,後2
不減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。3前2,前3,前11,後1,後2
減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。3前4,前5,後3,後4
調和外力による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。3前6,前9,前12,後9
調和変位による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。3前10,前13,後10

評価割合

試験課題・小テスト合計
総合評価割合20050250
前期20050250