概要:
電子計算機Iで学んだ内容を基礎に,実用的な計算機ハードウェアと,ソフトウェアについて学ぶ.現代のコンピュータの構成について理解することが目標である.
授業の進め方・方法:
電子計算機 I で学んだ知識を前提に,主としてソフトウェアに関連する応用的な内容について講義を行う.
注意点:
講義の内容について予習・復習を十分に行うとともに,実際に計算機を動かし演習を行いながら授業に臨んで欲しい.
なお,成績評価に教室外学修の内容は含まれる.
学習・教育目標:(E)100%
JABEE基準1(1):(c)(d)
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 4 | |
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 3 | |
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 3 | |
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 3 | |
コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる。 | 3 | |
コンピュータシステム | 処理形態の面でのコンピュータシステムの分類である集中処理システムと分散処理システムについて、それぞれの特徴と代表的な例を説明できる。 | 2 | |
ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。 | 2 | |
デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。 | 3 | |
システムプログラム | コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。 | 3 | |
プロセス管理やスケジューリングなどCPUの仮想化について説明できる。 | 3 | 後7 |
コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。 | 2 | |
その他の学習内容 | 少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。 | 4 | |
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。 | 2 | |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。 | 2 | |