到達目標
製図に関する諸規則および建設分野の製図に関する基礎的な知識と技術を理解し,作図により企画を正確に伝え提案し,設計図を正しく読みとる基礎的な能力を習得する.また情報処理機器を用いた演習も行う.具体的には以下の項目を目標とする.
①JISによる製図規則に関する理解
②平面図形や透視図等の作図方法に関する理解
③土木製図の規約に関する理解
④CADの操作方法の習得
⑤代表的な土木構造物の図面の理解とCADによる作図
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | JISによる製図規則を利用して図面を描くことができる. | JISによる製図規則を正確に(6割以上)理解している. | JISによる製図規則を正確に理解していない. |
評価項目2 | 平面図形や透視図等の作図規則を利用して図面を描くことができる. | 平面図形や透視図等の作図規則についてほぼ正確に(6割以上)理解している. | 平面図形や透視図等の作図方法について正確に理解していない. |
評価項目3 | 土木製図の規約を理解し,与えられた図面を読み取ることができる. | 土木製図の規約に関してほぼ正確に(6割以上)理解している. | 土木製図の規約に関して正確に理解していない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
授業の進め方・方法:
前期については,製図道具を用意すること.後期については, 1つのCAD製図に関する演習を複数回にわたって取り組むことが多いため,USBメモリなどのデータ記録媒体を用意することが望ましい.授業は課題作成(製図)を中心に行うので,課題提出の期日は厳守すること.またこの授業で学習したことを他の演習や卒業研究等で活用されることを期待している.
注意点:
前期:課題1:10点+課題2:5点+課題3:10点+中間試験25点
後期:CAD操作方法の習熟度試験:20点+課題4:30点
学年:前・後期の重みを等しくして合計し得点率(%)で成績をつける
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
基礎製図の概要,製図用器具と材料,線の書き方 |
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2週 |
文字の書き方 |
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3週 |
線の書き方・文字の書き方の演習(課題1) |
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4週 |
土木製図の規約(作図一般) |
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5週 |
土木製図の規約(断面の表示・寸法) |
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6週 |
平面図形の書き方1(基本的な作図,直線と多角形) |
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7週 |
平面図形の書き方2(さまざまな曲線) |
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
投影の概要 |
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10週 |
副投影1 |
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11週 |
副投影2(課題2) |
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12週 |
立体の基礎 |
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13週 |
透視投影1 |
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14週 |
透視投影2 |
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15週 |
投影の演習(課題3) |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
パソコンによるCAD製図(基本的な作図操作) |
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2週 |
パソコンによるCAD製図(図形の編集) |
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3週 |
パソコンによるCAD製図(作図・編集補助) |
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4週 |
パソコンによるCAD製図(レイアウト) |
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5週 |
パソコンによるCAD製図(画層管理) |
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6週 |
パソコンによるCAD製図(寸法線) |
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7週 |
パソコンによるCAD製図(縮尺) |
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8週 |
中間試験(CAD操作方法の習熟度試験) |
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4thQ |
9週 |
土木製図の規約(材料記号の表示,鋼部材の寸法表示,ボルト記号,溶接記号) |
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10週 |
土木製図の規約(鋼構造物の設計製図) |
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11週 |
CAD製図の演習(課題4) |
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12週 |
CAD製図の演習(課題4) |
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13週 |
CAD製図の演習(課題4) |
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14週 |
CAD製図の演習(課題4) |
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15週 |
CAD製図のまとめ |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 45 | 0 | 0 | 0 | 55 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 45 | 0 | 0 | 0 | 55 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |