測量学Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 測量学Ⅱ
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 測量(杉和由・福島博行,実教出版,2013.1),プリント,参考書=環境・都市システム系教科書シリーズ12 測量学Ⅱ(岡林巧・堤隆・山田貴浩,コロナ社,2010.12)
担当教員 廣瀬 康之

到達目標

測量学の基礎後半として幾何学・解析学、とりわけ三角関数・誤差論・最小二乗法・微積分法等の理論の測量への応用を学ぶ。達成すべき目標は以下のようである。

①測量の精度、誤差および調整計算について理解する
②水準測量(昇降式・器高式)について理解する
③面積および土量(体積)の計算法について理解できる
④基準点測量の測量法、調整計算、成果表について理解できる
⑤路線測量、曲線設置について理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1精度、誤差および調整計算について正確(8割以上)に理解している精度、誤差および調整計算についてほぼ正確(6割以上)に理解している精度、誤差および調整計算について理解していない
評価項目2水準測量(昇降式・器高式)について正確(8割以上)に理解している水準測量(昇降式・器高式)についてほぼ正確(6割以上)に理解している水準測量(昇降式・器高式)について理解していない
評価項目3面積および土量(体積)の計算法について正確(8割以上)に理解している面積および土量(体積)の計算法についてほぼ正確(6割以上)に理解している面積および土量(体積)の計算法について理解していない
評価項目4基準点測量の測量法、調整計算、成果表について正確(8割以上)に理解している基準点測量の測量法、調整計算、成果表についてほぼ正確(6割以上)に理解している基準点測量の測量法、調整計算、成果表について理解していない
評価項目5路線測量、曲線設置について正確(8割以上)に理解している路線測量、曲線設置についてほぼ正確(6割以上)に理解している路線測量、曲線設置について理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
測量学の基礎後半として幾何学・解析学、とりわけ三角関数・誤差論・最小二乗法・微積分法等の理論の測量への応用を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義の内容は、直ちに測量実習Ⅱで必要となる。測量実習Ⅱを主体的に進めるために、講義の内容を把握し、板書等をしっかりノートすること。
注意点:
測量士補試験と教科書の練習問題と同レベルの問題を試験等で出題し、総合して6割以上の正答レベルに達していること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 水準測量の基本概念と用語 
2週 直接水準測量用器具,器械の点検調整法
3週 直接水準測量 昇降式
4週 直接水準測量 器高式
5週 直接水準測量 誤差と精度、交互水準測量
6週 測量の誤差 誤差の種類
7週 測量の誤差 測定値の計算処理
8週 中間試験
2ndQ
9週 面積の計算 三角区分法
10週 面積の計算 座標による方法
11週 面積の計算 倍横距による方法
12週 面積の計算 積分による面積計算
13週 土量(体積)の計算 両端断面平均法1
14週 土量(体積)の計算 点高法
15週 期末試験
16週 期末試験の解答・解説など
後期
3rdQ
1週 基準点測量 基準点と基準点測量の方式、三角測量の原理、三角網とその種類
2週 基準点測量 測量計画、踏査・選点、基線測量
3週 基準点測量 GPS観測*
4週 基準点測量 偏心観測・帰心計算
5週 基準点測量 三角網の条件式、一般的近似法、三角網の調整計算
6週 基準点測量 三角網の辺長および座標計算
7週 基準点測量 成果表
8週 中間試験  
4thQ
9週 路線測量 路線の曲線分類
10週 路線測量 単心曲線の用語、交点と交角
11週 路線測量 単心曲線の交点と交角
12週 路線測量 単心曲線の測設法1
13週 第28回:路線測量 単心曲線の測設法2
14週 第29回:路線測量 単心曲線の測設法3
15週 期末試験
16週 期末試験の解答・解説など

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40000000400
基礎的能力0000000
専門的能力40000000400
分野横断的能力0000000