総合理科

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 総合理科
科目番号 0019 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 教科書:科学と人間生活(東京書籍)/問題集:ニューサポート科学と人間生活(東京書籍)
担当教員 池上 尚,上原 敏之

到達目標

1.生態系での物質循環における微生物の働き,発酵食品や医薬品への微生物の利用について理解する。
2.遺伝子の働き,視覚,血糖濃度の調節,免疫について理解する。
3.太陽や月が地球の大気や海洋に及ぼす影響について理解する。
4.身近な地域の自然景観をつくりだした諸作用とそこに潜在する自然災害の危険性について理解する。
5.人間活動と地球環境の保全について理解する。
岐阜高専ディプロマポリシー:(D)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1微生物の働きについて理解し,それに関する問題をほぼ正確に解くことができる。微生物の働きについて理解し,それに関する問題を6割以上解くことができる。微生物の働きについて理解していない。
評価項目2遺伝子の働き,視覚,血糖濃度の調節,免疫について理解し,それに関する問題をほぼ正確に解くことができる。遺伝子の働き,視覚,血糖濃度の調節,免疫について理解し,それに関する問題を6割以上解くことができる。遺伝子の働き,視覚,血糖濃度の調節,免疫について理解していない。
評価項目3太陽や月が地球の大気や海洋に及ぼす影響について理解し,それに関する問題をほぼ正確に解くことができる。太陽や月が地球の大気や海洋に及ぼす影響について理解し,それに関する問題を6割以上解くことができる。太陽や月が地球の大気や海洋に及ぼす影響について理解していない。
評価項目4自然景観の成り立ちと自然災害の危険性について理解し,それに関する問題をほぼ正確に解くことができる。自然景観の成り立ちと自然災害の危険性について理解し,それに関する問題を6割以上解くことができる。自然景観の成り立ちと自然災害の危険性について理解していない。
評価項目5人間活動と地球環境の保全について理解し,それに関する問題をほぼ正確に解くことができる。人間活動と地球環境の保全について理解し,それに関する問題を6割以上解くことができる。人間活動と地球環境の保全について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
自然と人間生活とのかかわり及び科学技術が人間生活に果たしてきた役割について,身近な物事・現象を通して理解させ,科学的な見方や考え方を養うとともに,科学に対する興味・関心を高める。
授業の進め方・方法:
教科書中心に進める。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 さまざまな微生物 様々な微生物を理解する。
2週 私たちのくらしへの微生物の利用 微生物と人間生活の関連を理解する。
3週 ヒトの視覚と光による影響 人の健康と光の関連を理解する。
4週 血糖濃度を調節するしくみ 血糖濃度を調節する仕組みを理解する。
5週 体を守る免疫のしくみ 免疫の仕組みを理解する。
6週 生命現象の大もととなる遺伝子のはたらき 遺伝子の働きを理解する。
7週 生物の多様性と生態系 生態系における生物の多様性を理解する。
8週 中間試験
2ndQ
9週 太陽と月がもたらすリズム 天体の運動を理解する。
10週 太陽が動かす大気と水① 大気と水の循環を理解する。
11週 太陽が動かす大気と水② 大気と水の循環を理解する。
12週 身近な自然景観の成り立ち 身の回りの景観の成り立ちを理解する。
13週 自然災害と防災① 自然災害と人間とのかかわりを理解する。
14週 自然災害と防災② 自然災害と人間とのかかわりを理解する。
15週 期末試験
16週 科学が人間活動に与える影響 科学が人間活動に与える影響を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3
マグマの生成と火山活動を説明できる。3
地震の発生と断層運動について説明できる。3
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3
地球上の生物の多様性について説明できる。3
生物の共通性と進化の関係について説明できる。3
生物に共通する性質について説明できる。3
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。3
世界のバイオームとその分布について説明できる。3
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。3
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。3
生態ピラミッドについて説明できる。3
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。3
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3
有害物質の生物濃縮について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3前16

評価割合

試験課題合計
総合評価割合20020220
基礎的能力20020220
専門的能力000
分野横断的能力000