コンクリート工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 コンクリート工学Ⅱ
科目番号 0024 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 コンクリートを学ぶ―構造編(梅原秀哲・理工図書、2010)
担当教員 岩瀬 裕之

到達目標

コンクリート構造物の設計に必要な基礎知識を習得する。コンクリート構造物の設計法を理解するとともに、簡単なコンクリート部材を設計できるようにする。

① コンクリート構造物の各種限界状態について理解する
② 各種設計方法を理解する
③ 曲げ,軸方向力,せん断などの荷重を受ける部材の耐力が算定できる
④ 変形やたわみの計算ができる
⑤ 簡単な鉄筋コンクリートはり部材の設計ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種限界状態が正確(8割以上)に説明できる.各種限界状態がほぼ正確(6割以上)に説明できる.各種限界状態が説明できい.
評価項目2各種設計方法の手順を正確(8割以上)に説明できる各種設計方法の手順をほぼ正確(6割以上)に説明できる.各種設計方法の手順を説明できない.
評価項目3各種荷重を受ける部材の耐力が正確(8割以上)に計算できる.各種荷重を受ける部材の耐力がほぼ正確(6割以上)に計算できる.各種荷重を受ける部材の耐力が計算できない.
評価項目4 ひびわれ幅やたわみが正確(8割以上)に計算できる. ひびわれ幅やたわみがほぼ正確(6割以上)に計算できる. ひびわれ幅やたわみが計算できない.
評価項目5 簡単な鉄筋コンクリートはり部材の設計が正確(8割以上)にできる. 簡単な鉄筋コンクリートはり部材の設計がほぼ正確(6割以上)にできる荷重 簡単な鉄筋コンクリートはり部材の設計がきない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は、板書や配付資料を中心に説明を行うので、各自講義ノートを充実させること。演習問題を解くことで理解を深めること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンクリート工学Ⅰの復習
2週 複鉄筋コンクリートはり(1)
3週 複鉄筋コンクリートはり(2)
4週 複鉄筋コンクリートはり(3)
5週 T形はり(1)
6週 T形はり(2)
7週 曲げを受けるはりの破壊過程
8週 中間試験  
2ndQ
9週 構造解析(軸方向力と曲げモーメント)
10週 軸力と曲げを受ける部材(1)
11週 軸力と曲げを受ける部材(2)
12週 軸力と曲げを受ける部材(3)
13週 軸力と曲げを受ける部材(4)
14週 限界状態設計法と許容応力度設計法
15週 期末試験
16週 前期のまとめ
後期
3rdQ
1週 限界状態と部分安全係数(1)
2週 限界状態と部分安全係数(2)
3週 構造解析(せん断)
4週 せん断を受ける部材(1)
5週 せん断を受ける部材(2)
6週 せん断を受ける部材(3)
7週 一般構造細目
8週 中間試験
4thQ
9週 RCはりの設計演習(1)
10週 RCはりの設計演習(2)
11週 耐久性
12週 使用限界状態 ひびわれ
13週 使用限界状態 変形
14週 疲労限界状態
15週 期末試験
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題・小テスト合計
総合評価割合400100500
得点400100500