到達目標
本授業では,主な空間情報技術(リモートセンシングおよびGIS)を中心に説明をしながら,その基本的概念の理解とコンピュータを用いた課題による操作の基本的技術の習得が目的である.
①リモートセンシングの原理(電磁波の性質,大気の影響など)の理解
② 衛星データと色彩理論(RGB,CMYなど)の基本の理解
③ 各波長における物質の分光特性などから,土地被覆分類の基本を理解
④ GISの原理の理解
⑤ 空間概念(属性検索,主題図など)の基本が理解
⑥ 空間情報演算の基本の理解
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | リモートセンシングの原理について事例を用いて答えることができる. | リモートセンシングの原理に関する基本的事項をほぼ正確(6割以上)に答えることができる. | リモートセンシングの原理に関する基本的事項を答えることができない. |
評価項目2 | 衛星データと色彩理論についてソフトウェアを援用して説明できる. | 衛星データと色彩理論に関する基本的事項をほぼ正確(6割以上)に答えることができる. | 衛星データと色彩理論に関する基本的事項を答えることができない. |
評価項目3 | 植生指標・土地被覆分類による画像処理についてソフトウェアを援用して説明できる. | 植生指標・土地被覆分類による画像処理に関する基本的事項をほぼ正確(6割以上)に答えることができる. | 植生指標・土地被覆分類による画像処理に関する基本的事項を答えることができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
授業の進め方・方法:
授業は情報処理センターでパソコンを用い,フリーウェア(リモートセンシング⇒MIRIN Kid's・RSP,GIS⇒Quantum GIS)を活用した簡単な演習(教室外学習を含む)を中心として行う.
注意点:
総得点数200点=期末試験100点+学習状況(課題提出等)100点とし,総得点率(%)で成績評価を行う.なお,成績評価に教室外学修の内容は含まれる.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
空間情報技術:リモートセンシングの歴史と特徴 |
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2週 |
リモートセンシングの原理(1)(観測の仕組み,電磁波の放射) |
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3週 |
リモートセンシングの原理(2)(キルヒホッフの法則,吸収と放射,大気の影響など) |
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4週 |
衛星データと色彩理論(1)(多バンド画像の作成方法) |
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5週 |
衛星データと色彩理論(2)(トゥルー/ナチュラル/フォールス/シュードカラー) |
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6週 |
各波長における物質の特徴(水・植物・土壌などの分光特性,可視線-赤外線の特徴) |
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7週 |
植生指標・土地被覆分類による画像処理 |
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8週 |
DEMによる地形解析 |
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2ndQ |
9週 |
空間情報技術:GISの基本概念 |
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10週 |
空間概念(1)(ポリゴンデータなどの追加,要素の属性表示) |
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11週 |
空間概念(2)(レイヤーの追加・加工,属性表示・属性検索) |
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12週 |
空間概念(3)(主題図の作成) |
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13週 |
空間情報の演算(1)(バッファ処理・空間検索・ディゾルブ) |
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14週 |
空間情報の演算(2)(マージ・クリップ・メッシュ解析) |
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
空間情報技術が建設分野で期待される役割 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 期末試験 | 学習状況(課題提出等) | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 | 200 |
得点 | 100 | 100 | 200 |