総合演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 総合演習Ⅱ
科目番号 0037 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 各種学術論文検索サービス(土木学会目録・書誌検索システム,土木学会学術論文等公開ページなど),公共事業に関する評価実施要領・費用対効果分析マニュアル(総務省:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/hyouka/seisaku_n/koukyou_jigyou.html)を基本にする.
担当教員 坂本 淳,馬渕 洋介

到達目標

【前期】配属された各専門分野において,指導教員のもとに,環境都市工学に関連した最新の文献を読み,理解した内容を総括して発表・討議を行う.また各専門分野の研究を行うに当たって,そのために必要な情報収集や整理の方法ならびに英文論文等の読解力を養うとともに,研究方法(解析や実験方法)やプレゼンテーション技法を身につける.
①文献内容を理解し,そのエッセンスの抽出・内容を要約する能力を修得する.
②論理的に思考し,批判し,記述し,発表し,討議する能力を修得する.
【後期】国土・都市計画を行うためには,現状を分析し,問題点を抽出し,その解決のための案を作成し,評価する必要がある.このような一連のプロセスについて実際の計画課題を通じて,国土保全・防災を含めた都市システム計画の実践を学ぶ.
③専門的知識を駆使し,現状の課題,問題点,あるべき姿を把握する能力を修得する.
④専門的知識を駆使して,一つの計画案を総合的,統合的に策定する能力を修得する.
⑤計画に対する自らのアイディアを他人と協同しつつ高め,プレゼンテーションすることができる能力を修得する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1関連する文献のエッセンスを抽出し,内容を要約ことができる.関連する文献を理解することができる.関連する文献を理解することができない.
評価項目2自分がこれから取り組む研究内容について論理的に説明することができる.自分がこれから取り組む研究内容について理解することができる.自分がこれから取り組む研究内容について理解することができない.
評価項目3これから分析するために適切(分析に必要なデータがある等)な対象地域を選定できている.関連事例調査を行った後に対象地域を選定している.関連事例調査と対象地域が連動していない.事例調査がない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
配属された各研究分野において,研究に当って必要な情報収集や英文の研究論文の読解・解説・討議等の方法を学び,卒業研究に関わる基礎知識ならびに技能を身につけること,国土・都市計画に関する基本的知識,考え方を具体的な計画について費用便益分析とその評価を重視した課題から計画案の改善能力を養成することを意図しているので,現状分析,問題抽出,課題解決に至るプロセスを普段から意識しておく.
注意点:
成績評価の方法:
前期:総得点数100点=レポート60点+個人プレゼン40点
後期:総得点数200点=レポート100点+小グループプレゼン(3回分)100点.総得点率によって評価を行う.
学年:前・後期の重みを等しくして合計し得点率(%)で成績をつける.なお,成績評価に教室外学修の内容は含まれる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 総合演習方針ならびに計画の立案
2週 総合演習文献の決定
3週 文献内容の基礎学問の整理
4週 文献内容の関連事項の調査
5週 総合演習内容のまとめと解説
6週 前期内容のプレゼンテーション(1)
7週 前期内容のプレゼンテーション(2)
8週 討議と問題点の整理
2ndQ
9週 これまで取り組んできた内容の講評
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 課題説明
2週 関連事例調査(1)
3週 関連事例調査(2)
4週 関連事例調査報告:プレゼンテーション(1)
5週 対象地域調査(webを含む)
6週 対象地域調査とりまとめおよび計画案策定
7週 現状分析(1)
8週 現状分析(2)
4thQ
9週 問題点抽出と設定する課題の整理
10週 現状分析に基づく問題点の抽出と設定する課題の報告:プレゼンテーション(2)
11週 代替案策定
12週 代替案評価(1)
13週 代替案評価(2)
14週 代替案評価(3)
15週 最終プレゼンテーション(3)
16週 プレゼンテーション結果の講評

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602000200100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力602000200100