交通工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 交通工学
科目番号 0052 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:読んで学ぶ交通工学・交通計画(久保田尚他著,理工図書,2010,参考書:交通工学(北村隆一編著,オーム社,2009)
担当教員 坂本 淳,吉村 優治

到達目標

本授業では,交通調査の方法や都市交通計画のプロセスといった,交通工学の基礎的内容から,これからの人口減少社会における交通計画のあり方について学ぶ.具体的な目標は以下のとおりである.
①交通工学の役割の理解
②交通調査・交通行動分析の理解
③都市交通計画の理解
④これからの交通計画のあり方の理解
⑤道路舗装の理解
⑥舗装厚の設計方法の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1交通工学の機能と現状,および交通工学における課題を説明することができる.交通工学の機能と現状,および交通工学における課題をほぼ正確(6割以上)に説明することができる.交通工学の機能と現状,および交通工学における課題を説明することができない.
評価項目2パーソントリップ調査,離散選択モデルを説明することができる.パーソントリップ調査,離散選択モデルをほぼ正確(6割以上)に説明することができる.パーソントリップ調査,離散選択モデルを説明することができない.
評価項目3四段階推計法に関する問題を計算できる.四段階推計法に関する問題ほぼ正確(6割以上)に計算できる.四段階推計法に関する問題を計算できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は教科書,板書,パソコン,配布プリントを組み合わせて進める.板書を書き写すノートを作成し,パソコンを授業開始までに起動させておくこと.また,授業で紹介した各種手法について,その意味を理解するだけでなく,実例を教科書・インターネット等で知り理解を深めること.授業は「複数教員担当方式」で実施する。第13~15回は配布資料により講義と演習を行う。
第1 回~第11回,第16回の担当は<坂本淳>(18時間),第12回~第14 回の担当は<吉村優治>(4.5時間)である.
注意点:
総得点数150点=学習状況(小テスト,課題提出等)50点+期末試験100点とし,総得点率(%)で成績評価を行う.なお,成績評価に教室外学修の内容は含まれる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 交通工学の意義と目的(交通の定義と役割,交通工学における課題)
2週 交通調査(交通流の基本特性,道路交通の特性,パーソントリップ調査,アンケート調査)
3週 交通行動分析①(非集計モデルの基礎・適用方法および計算手順)
4週 交通行動分析②(非集計分析の実際)
5週 交通安全対策(交通事故の偶発性,交通事故要因分析,人と車の共存)
6週 道路交通のマネジメント
7週 道路の計画と設計(路線計画,計画・設計のための交通容量)
8週 都市交通計画①(交通需要予測:その1)
2ndQ
9週 都市交通計画②(交通需要予測:その2)
10週 都市交通計画③(交通需要予測:その3)
11週 まちづくりと交通計画(合意形成のための社会実験,交通バリアフリー)
12週 道路舗装の構造
13週 CBR試験方法の概要と材料規定
14週 舗装厚の設計
15週 期末試験
16週 人口減少時代の都市交通計画のあり方

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験学習状況(小テスト,課題提出等)合計
総合評価割合10050150
得点10050150