到達目標
本授業では,交通調査の方法や都市交通計画のプロセスといった,交通工学の基礎的内容から,これからの人口減少社会における交通計画のあり方について学ぶ.具体的な目標は以下のとおりである.
①交通工学の役割の理解
②交通調査・交通行動分析の理解
③都市交通計画の理解
④これからの交通計画のあり方の理解
⑤道路舗装の理解
⑥舗装厚の設計方法の理解
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 交通工学の機能と現状,および交通工学における課題を説明することができる. | 交通工学の機能と現状,および交通工学における課題をほぼ正確(6割以上)に説明することができる. | 交通工学の機能と現状,および交通工学における課題を説明することができない. |
評価項目2 | パーソントリップ調査,離散選択モデルを説明することができる. | パーソントリップ調査,離散選択モデルをほぼ正確(6割以上)に説明することができる. | パーソントリップ調査,離散選択モデルを説明することができない. |
評価項目3 | 四段階推計法に関する問題を計算できる. | 四段階推計法に関する問題ほぼ正確(6割以上)に計算できる. | 四段階推計法に関する問題を計算できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
授業の進め方・方法:
授業は教科書,板書,パソコン,配布プリントを組み合わせて進める.板書を書き写すノートを作成し,パソコンを授業開始までに起動させておくこと.また,授業で紹介した各種手法について,その意味を理解するだけでなく,実例を教科書・インターネット等で知り理解を深めること.授業は「複数教員担当方式」で実施する。第13~15回は配布資料により講義と演習を行う。
第1 回~第11回,第16回の担当は<坂本淳>(18時間),第12回~第14 回の担当は<吉村優治>(4.5時間)である.
注意点:
総得点数150点=学習状況(小テスト,課題提出等)50点+期末試験100点とし,総得点率(%)で成績評価を行う.なお,成績評価に教室外学修の内容は含まれる.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
交通工学の意義と目的(交通の定義と役割,交通工学における課題) |
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2週 |
交通調査(交通流の基本特性,道路交通の特性,パーソントリップ調査,アンケート調査) |
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3週 |
交通行動分析①(非集計モデルの基礎・適用方法および計算手順) |
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4週 |
交通行動分析②(非集計分析の実際) |
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5週 |
交通安全対策(交通事故の偶発性,交通事故要因分析,人と車の共存) |
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6週 |
道路交通のマネジメント |
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7週 |
道路の計画と設計(路線計画,計画・設計のための交通容量) |
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8週 |
都市交通計画①(交通需要予測:その1) |
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2ndQ |
9週 |
都市交通計画②(交通需要予測:その2) |
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10週 |
都市交通計画③(交通需要予測:その3) |
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11週 |
まちづくりと交通計画(合意形成のための社会実験,交通バリアフリー) |
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12週 |
道路舗装の構造 |
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13週 |
CBR試験方法の概要と材料規定 |
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14週 |
舗装厚の設計 |
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
人口減少時代の都市交通計画のあり方 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 期末試験 | 学習状況(小テスト,課題提出等) | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 50 | 150 |
得点 | 100 | 50 | 150 |