総合演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 総合演習Ⅰ
科目番号 0078 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 鈴木 正人

到達目標

以下の項目を目標とする.
1.国家公務員一般職採用試験土木分野の出題傾向とレベルを把握し解けるようになる
2.自己分析,自己PR,志望理由をまとめることで面接試験対策を行う
3.キャリア教育として建設業界の現状を理解する
岐阜高専ディプロマーポリシー:(A)および(C)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1国家公務員一般職採用試験レベルの専門試験を解くことができる.国家公務員一般職採用試験レベルの専門試験をある程度解くことができる.国家公務員一般職採用試験レベルの専門試験を解くことができない
評価項目2自己分析・自己PR.・志望理由を明確に文章として表現できる.自己分析・自己PR.・志望理由をある程度,文章として表現できる.自己分析・自己PR.・志望理由を文章で表現できない
評価項目3建設業界の現状と実務の実態を把握できる建設業界の現状と実務の実態をある程度把握できる建設業界の現状と実務の実態を把握できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では,これまで環境都市工学科で学んできたことを総合的に演習する.国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)土木分野の専門試験を題材として総合的に復習する.また,面接試験対策として自己分析,自己PR,志望理由をまとめる.また,キャリア教育として主に卒業生の講演を通して建設業界の仕組みについて理解を深めるとともに,自己のキャリアパスを描けるようにする.
授業の進め方・方法:
キャリ教育として,面接試験対策(自己分析,自己PR,志望理由),専門試験対策(専門分野,工学基礎,小論文),業界研究を行う.
英語導入計画:Technical terms
注意点:
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必要である。
成績評価は,中間試験100および課題100の総得点200点に対する得点率で行う.期末試験は実施しない

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 キャリア教育1(進路選択,指導の流れ.進路希望調査) 進路指導の流れを理解し,希望進路を考える
2週 キャリア教育2(公務員試験ガイダンス)  公務員試験制度,試験出題内容について理解する
3週 就職試験対策1(構造・水理) 公務員試験を題材として構造,水理分の出題例を理解する
4週 就職試験対策2(土質・材料)  公務員試験を題材として土質,材料分野の出題例を理解する
5週 就職試験対策3(社会基盤・計画) 
公務員試験を題材として社会基盤,計画分野の出題例を理解する
6週 就職試験対策4(数学・物理)  公務員試験を題材として数学,物理分野の出題例を理解する
7週 就職試験対策5(小論文) 公務員試験を題材として小論文の出題例を理解する
8週 中間試験(就職試験対策1~4の内容) 就職試験に対する現状の自分の実力を把握する
4thQ
9週 面接試験対策1(自己分析) 自己分析を行う
10週 面接試験対策2(自己PR) 自己PRを考える
11週 面接試験対策3(志望理由) 志望理由を考える
12週 PROG試験 PROG試験により,自分自身の社会で求められる汎用的な能力・態度・志向=ジェネリックスキルを把握する
13週 キャリア教育3(建設技術士有志会による講演会1) 建設業界の現状と実務の実態を理解する
14週 キャリア教育4(建設技術士有志会による講演会2) 建設業界の現状と実務の実態を理解する
15週 キャリア教育5(OBによる業界説明) ロールモデルとして本校OBのキャリアパスを把握する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3

評価割合

後期合計
総合評価割合200200
試験100100
課題100100