概要:
環境問題の歴史と変遷に対する社会の動向を理解する。水を媒体として循環する物質の変換、その循環物質と水環境問題の関係、および下水の処理技術について理解する。
授業の進め方・方法:
授業は、教科書と板書を中心に説明する。環境に関する内容が多岐にわたるので要点を理解し、各自学習ノートを充実させて復習を十分行なうこと。公害管理防止者等国家試験問題を利用しての学習も推奨する。英語導入:Technical terms
注意点:
成績評価の方法:
前期:中間試験100点+期末試験100点
後期:中間試験100点+期末試験100点
学年:前・後期試験(全4回)の平均し、得点率(%)で成績評価とする。
学習・教育目標:(D-2 材料・バイオ系)100%
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
環境問題の歴史と変遷 |
日本における公害と環境問題のの歴史を理解している。
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2週 |
国連が主催する環境会議 |
世界における公害と環境問題のの歴史を理解している。
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3週 |
地球環境問題1(地球温暖化、オゾン層破壊) |
地球温暖化とオゾン層破壊の機構理解している。
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4週 |
地球環境問題2(酸性雨)、物質循環、環境倫理 |
酸性雨の機構、炭素と窒素の物質循環および環境倫理を理解している。
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5週 |
土壌環境 |
土壌汚染の現状、修復方法および対策を理解している。
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6週 |
中間試験 |
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7週 |
水の物性 |
水の物性、水の循環を理解している。
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8週 |
水質指標1(pH)(ALのレベルC) |
pHを説明でき、pHが水質指標に必要であることを理解している。
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2ndQ |
9週 |
水質指標2(SS、VSS、DO)(ALのレベルC) |
SS、VSSおよびDOを説明でき、水質指標に必要であることを理解している。
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10週 |
水質指標3(BOD) |
BODを説明でき、水質指標に必要であることを理解している。
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11週 |
水質指標3(COD、TOC)(ALのレベルC) |
CODを説明でき、水質指標に必要であることを理解している。
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12週 |
水質指標4(窒素、リン、疫学的指標、有害物質) |
窒素、リン、大腸菌群および有害物質を説明でき、水質指標に必要であることを理解している。
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13週 |
水質汚濁の発生源と移動過程1 |
水質汚濁の発生源を分類でき、負荷を理解し、計算できる。
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14週 |
水質汚濁の発生源と移動過程2 |
水質の汚濁物質の移動過程を説明できる。流入した汚濁物質の混合後の濃度を計算できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
前期のまとめ |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
水質の変換過程(ALのレベルC) |
移動中および滞留中の汚濁物質の浄化とDOの関係を理解している。
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2週 |
富栄養化、生物濃縮 |
富栄養化と生物濃縮を理解している。
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3週 |
水環境に関する行政 |
環境基本法および水質汚濁防止法の概要を理解している。
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4週 |
下水道の構成 |
下水道の役割と現状、汚水処理の種類を理解している。
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5週 |
下水道の基本計画と施設計画(ALのレベルC) |
下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。
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6週 |
生物学的排水処理の基礎(好気的処理) |
生物学的排水処理に関わる微生物とその役割を理解している。
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
下水処理施設の設計1(操作因子、汚泥負荷、容積負荷) |
操作因子、汚泥負荷および容積負荷を理解している。
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4thQ |
9週 |
下水処理施設の設計2(汚泥負荷、容積負荷の演習問題)(ALのレベルC) |
汚泥負荷と容積負荷を説明でき、これに関する計算ができる。
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10週 |
下水処理施設の設計3(汚泥濃度の制御) |
汚泥濃度の制御を理解している。
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11週 |
下水処理施設の設計4(汚泥濃度の制御の演習問題)(ALのレベルC) |
汚泥濃度の制御を説明でき、これに関する計算ができる。
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12週 |
汚泥処理、生物膜法 |
汚泥処理・処分を理解している。生物膜法の特徴を知っている。
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13週 |
高度処理1(窒素除去) |
生物学的な窒素除去の方法を理解している。
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14週 |
高度処理2(リン除去) |
生物学的なリン除去の方法を理解している。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
後期のまとめ |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。 | 3 | 前9 |
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。 | 3 | 前8 |
ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | 前4 |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | 前12 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | 前2,前3 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 環境 | 地球規模の環境問題を説明できる。 | 4 | 前3 |
環境と人の健康との関わりを説明できる。 | 4 | 前1 |
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。 | 4 | 前1 |
水の物性、水の循環を説明できる。 | 4 | 前7 |
水質指標を説明できる。 | 4 | 前8,前9,前10,前11,前12 |
水質汚濁の現状を説明できる。 | 4 | 後2 |
水質汚濁物の発生源と移動過程を説明でき、原単位、発生負荷を含めた計算ができる。 | 4 | 前13,前14 |
水域生態系と水質変換過程(自浄作用、富栄養化、生物濃縮等)について、説明できる。 | 4 | 前14,後2 |
水質汚濁の防止対策・水質管理計画(施策、法規等)を説明できる。 | 4 | 後3 |
物質循環と微生物の関係を説明できる。 | 4 | 前4 |
下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。 | 4 | 後4 |
下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。 | 4 | 後5 |
生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。 | 4 | 後6 |
汚泥処理・処分について、説明できる。 | 4 | 後12 |
微生物の定義(分類、構造、機能等)を説明できる。 | 4 | 後6 |
土壌汚染の現状を説明できる。 | 4 | 前5 |