卒業研究

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0106 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 8
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 8
教科書/教材 本論および概要は配布される「卒業研究実施要領」に沿って作成し,提出する.
担当教員 廣瀬 康之,環境都市工学科 教員

到達目標

興味がある研究テーマを選択し,1年間という長期に渡り,実験・調査・数値解析などの手法を駆使して研究に取り組み,成果を卒業論文としてまとめ発表する過程の中で,以下の6項目の目標を達成する.
1.日本語で適切な発表と議論ができる.
2.英語で論文の要旨を表現できる.
3.適切な構成で論文を作成でき,適切な日本語で論文を記述できる.
4.問題点と課題を理解する能力があり,計画を継続して実行し,基礎知識を活用する能力がある.
5.総合的にみて論文作成能力がある.
6.異なった研究領域,分野を理解する能力がある.
岐⾩⾼専ディプロマポリシー:(A-1),(B-1),(C-2)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1学会などの発表に要する能力のうち,日本語で適切な発表と議論が8割以上できる.学会などの発表に要する能力のうち,日本語で適切な発表と議論が6割以上できる.学会などの発表に要する能力のうち,日本語で適切な発表と議論ができない.
評価項目2学会などの発表に要する能力のうち,英語で論文の要旨を8割以上表現できる.学会などの発表に要する能力のうち,英語で論文の要旨を6割以上表現できる.学会などの発表に要する能力のうち,英語で論文の要旨を表現できない.
評価項目3学会などの発表に要する能力のうち,論文の構成作成,日本語による論文記述が8割以上できる.学会などの発表に要する能力のうち,論文の構成作成,日本語による論文記述が6割以上できる.学会などの発表に要する能力のうち,論文の構成作成,日本語による論文記述ができない.
評価項目4 学会などの発表に要する能力のうち,問題・課題の理解能力,継続的な計画の実行能力,基礎知識の活用能力が8割以上ある.学会などの発表に要する能力のうち,問題・課題の理解能力,継続的な計画の実行能力,基礎知識の活用能力が6割以上ある.学会などの発表に要する能力のうち,問題・課題の理解能力,継続的な計画の実行能力,基礎知識の活用能力がない.
評価項目5 学会などの発表に要する能力のうち,総合的にみて論文作成能力が8割以上ある.学会などの発表に要する能力のうち,総合的にみて論文作成能力が6割以上ある.学会などの発表に要する能力のうち,総合的にみて論文作成能力がない.
評価項目6 学会などの発表に要する能力のうち,異なった研究領域・分野を理解する能力が8割以上ある. 学会などの発表に要する能力のうち,異なった研究領域・分野を理解する能力が6割以上ある.学会などの発表に要する能力のうち,異なった研究領域・分野を理解する能力がない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
4年次に各教員により研究内容などに関するガイダンスを行い,学生の希望を重視した形で指導教員の仮決定(研究室の仮配属)を行った.仮配属の結果をもとに,5年次当初に正式な配属を行う.
年度途中に中間発表を行い,進行状況を確認するとともに,テーマ設定の適切さなどについて教員より助言を受ける.
2月下旬に論文を提出し,発表会を開催する.論文,発表および卒業研究について総合的な成績評価を行う.
評価の結果をもとに,学科で合否を判定する.
評価の結果,成績向上の可能性がある場合には合否判定を保留し,本論の再提出・概要の再提出・再発表・再質疑などの指導を行う.
指導後に,成績の再評価を行い向上が認められた場合には合格と判定する.
授業の進め方・方法:
指導教員の助言のもと研究を行うが,教員からの指示を待つのではなく,自発的に取り組む.
学生自身による問題提起,新たな研究手法の提案など,自由な発想を期待している.
環境都市工学科全教員が担当する.
(事前準備の学習)現状分析,問題抽出,課題解決に至るプロセスを普段から意識しておく.
英語導入計画::Documents(10%),Oral(10%)
注意点:
授業の内容を確実に⾝につけるために,予習・復習が必須である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 文献の講読
(ALのレベルA)
2週 文献の講読
(ALのレベルA)
3週 研究に必要な知識の習得
(ALのレベルA)
4週 研究に必要な知識の習得
(ALのレベルA)
5週 研究に必要な機材等に関する学修および操作方法の習得
(ALのレベルA)
6週 研究に必要な機材棟に関する学修および操作方法の習得
(ALのレベルA)
7週 実験装置または解析用プログラムの作製
(ALのレベルA)
8週 実験装置または解析用プログラムの作製
(ALのレベルA)
2ndQ
9週 実験装置または解析用プログラムの精査
(ALのレベルA)
10週 実験装置または解析用プログラムの精査
(ALのレベルA)
11週 実験または解析
(ALのレベルA)
12週 実験または解析
(ALのレベルA)
13週 実験または解析結果の精査
(ALのレベルA)
14週 実験または解析結果の精査
(ALのレベルA)
15週 研究室内での研究進捗状況報告および討論
(ALのレベルA)
16週
後期
3rdQ
1週 実験または解析
(ALのレベルA)
2週 実験結果または解析結果に基づく考察
(ALのレベルA)
3週 実験結果または解析結果に基づく考察
(ALのレベルA)
4週 研究成果の中間まとめ
(ALのレベルA)
5週 発表準備・練習
(ALのレベルA)
6週 卒業研究中間発表会での発表
(ALのレベルA)
7週 実験装置または解析用プログラムの改良
(ALのレベルA)
8週 実験または解析
(ALのレベルA)
4thQ
9週 実験結果または解析結果に基づく考察
(ALのレベルA)
10週 研究室内での研究進捗状況報告および討論
(ALのレベルA)
11週 研究成果のまとめ
(ALのレベルA)
12週 研究論文の作成
(ALのレベルA)
13週 発表要旨の作成
(ALのレベルA)
14週 発表準備・練習
(ALのレベルA)
15週 卒業研究発表会での発表・審査
(ALのレベルA)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

企画遂行能力レポート内容研究成果発表内容ポートフォリオその他合計
総合評価割合2040202000100
基礎的能力0000000
専門的能力203020200090
分野横断的能力010000010