測量実習Ⅰ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 測量実習Ⅰ
科目番号 0109 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 測量1(実教出版)
担当教員 角野 晴彦

到達目標

①距離測量
②角測量
③トラバース測量
④細部測量(平板測量

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
有効数字と誤差や補正値の取り扱い方を理解し、測量で正確(8割以上)に使える。有効数字と誤差や補正値の取り扱い方を理解し、測量でほぼ正確(6割以上)に使える。有効数字と誤差や補正値の取り扱い方を理解し、測量で正確に使えない。
各種測量器具の特性を理解し、正確(8割以上)に使用できる。各種測量器具の特性を理解し、ほぼ正確(6割以上)に使用できる。各種測量器具の特性を理解し、正確に使用できない。
基準点を理解し、実際の測量結果を正確(8割以上)に整理できる。基準点を理解し、実際の測量結果をほぼ正確(6割以上)に整理できる。基準点を理解し、実際の測量結果を正確に整理できない。
測量成果を地形図等で正確(8割以上)に報告できる。測量成果を地形図等でほぼ正確(6割以上)に報告できる。測量成果を地形図等で正確に報告できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
測量に必要な機器の特性を理解し、取扱方法を習得する。基本的な測量(計測)方法を習得・達成することで、簡単な地形図が作成できる。
授業の進め方・方法:
測量学Ⅰの講義内容を実践するため、測量学Ⅰの講義の進行から理解が遅れないようにする。測量成果は、実習を実施した日に整理しておくこと。器械と時間に制限があるために積極的に実習に取り組むこと。また、測量士補の資格取得を目標として、理解を深めるとともに自己啓発に努めること。
注意点:
成績評価の方法:
前期:課題提出2回(200点)、実技試験1回(100点)、合計を3で除し、得点率(%)で成績をつける。
後期:課題提出2回(200点)、実技試験1回(100点)、合計を3で除し、得点率(%)で成績をつける。
学年:前・後期の重みを等しくして合計し、得点率(%)で成績をつける。
学習・教育目標 (D-3 計測・制御系)100%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(ALのレベルC) 測量器具に共通の取り扱いや校内での測量についての注意点を理解している。
2週 距離測量 器具の取扱い(ALのレベルC) スチールテープ、エスロンテープの特徴を知り、取り扱える。
3週 距離測量 スチールテープ、エスロンテープによる方法1(ALのレベルC) スチールテープ、エスロンテープの特徴を理解し、器具を使って測量できる。
4週 距離測量 スチールテープ、エスロンテープによる方法2(課題説明)(ALのレベルC) スチールテープ、エスロンテープの特徴を理解し、器具を使って測量できる。
5週 セオドライト測量 器械の取扱い1(ALのレベルC) セオドライトの特徴を知り、取り扱える。
6週 セオドライト測量 器械の取扱い2(ALのレベルC) セオドライトを平地で据え付けられる。
7週 セオドライト測量 器械の取扱い3(ALのレベルC) セオドライトを平地で据え付けられる。
8週 セオドライト測量 器械の取扱い4(ALのレベルC) セオドライトを荒れ地で据え付けられる。
2ndQ
9週 セオドライト測量 実技試験(据付)(ALのレベルC) セオドライトを決められた時間内に据え付けられる。
10週 セオドライト測量 単測法1(ALのレベルC) 単測法の特徴を理解し、測量できる。
11週 セオドライト測量 単測法2(ALのレベルC) 単測法の特徴を理解し、測量できる。
12週 セオドライト測量 倍角法1(ALのレベルC) 倍角法の特徴を理解し、測量できる。
13週 セオドライト測量 倍角法2(ALのレベルC) 倍角法の特徴を理解し、測量できる。
14週 セオドライト測量 方向法1(課題説明)(ALのレベルC) 方向法の特徴を理解し、測量できる。
15週 トラバース測量 測角1(ALのレベルC) トラバース測量の選点方法を理解している。
16週
後期
3rdQ
1週 トラバース測量 測角2(ALのレベルC) トラバース測量を理解し、測角できる。
2週 トラバース測量 測角3(ALのレベルC) トラバース測量を理解し、測角できる。
3週 トラバース測量 測角4(ALのレベルC) トラバース測量を理解し、測角できる。
4週 トラバース測量 測角5(ALのレベルC) トラバース測量を理解し、測角できる。
5週 トラバース測量 測角6(ALのレベルC) トラバース測量を理解し、測角できる。
6週 トラバース測量 測角7(課題説明)(ALのレベルC) トラバース測量の計算を進め、測量精度の判定ができる。
7週 トラバース測量 測角8(ALのレベルC) トラバース測量の計算を進め、測量精度の判定ができる。
8週 実技試験(測角)(ALのレベルC) セオドライトによって、決められた時間内に単測法で測量できる。
4thQ
9週 平板測量 器械の取扱い(ALのレベルC) 平板測量の器具の特徴を知り、取り扱いできる。
10週 平板測量 細部測量1(ALのレベルC) 平板測量の器具の特徴を知り、据え付けできる。
11週 平板測量 細部測量2(ALのレベルC) トラバース測量の成果を元に、平板測量で細部測量できる。
12週 平板測量 細部測量3(ALのレベルC) トラバース測量の成果を元に、平板測量で細部測量できる。
13週 平板測量 細部測量4(課題説明)(ALのレベルC) 測点を増設して、測量できる。
14週 平板測量 細部測量5(ALのレベルC) 測点を増設して、測量できる。
15週 平板測量 細部測量6(ALのレベルC) 平板測量の成果を製図にできる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】距離測量について理解し、器具を使って測量できる。3前3,前4
トランシット測量や角測量について理解し、器具を使って測量できる。3前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後8
トラバース測量について理解し、器具を使って測量できる。3前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
平板測量について理解し、器具を使って測量できる。3後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3前4,前14,後15
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3前4,前14,後15
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3前3,前4
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3前3,前4

評価割合

試験レポート課題合計
総合評価割合32680000100
基礎的能力018000018
専門的能力3250000082
分野横断的能力0000000