流域圏工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 流域圏工学
科目番号 0120 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 河川工学(川合・和田・神田・鈴木共著,コロナ社,2001)を参考書とする。
担当教員 原田 守啓

目的・到達目標

以下の項目を到達目標とする.
1.流域圏の概念を理解する
2.河川地形の枠組みと地形の成因について理解する
3.洪水流解析手法の概要を理解する
4.治水計画の基本的な考え方を理解する
5.総合土砂管理の基本的な考え方を理解する
6.生態系保全対策の基本的な考え方を理解する
岐阜高専ディプロマポリシー:(D)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1流域圏の概念について8割以上説明できる.流域圏の概念の基本的な考え方を6割以上説明できる.流域圏の概念の基本的な考え方を説明できない.
評価項目2さまざまなスケールの河川地形の枠組みと具体的な地形の成因について8割以上説明できる.さまざまなスケールの河川地形について基本的な説明が6割以上できる.さまざまなスケールの河川地形について基本的な説明ができない.
評価項目3実務に用いられている洪水流解析手法の概要を8割以上説明できる.実務に用いられている洪水流解析手法の概要を6割以上説明できる.実務に用いられている洪水流解析手法の概要を説明できない.
評価項目4実務における治水計画の基本的な考え方を8割以上説明できる.実務における治水計画の基本的な考え方を6割以上説明できる.実務における治水計画の基本的な考え方を説明できない.
評価項目5実務における総合土砂管理の基本的な考え方を8割以上説明できる.実務における総合土砂管理の基本的な考え方を6割以上説明できる.実務における総合土砂管理の基本的な考え方を説明できない.
評価項目6実務における生態系保全対策の基本的な考え方を8割以上説明できる.実務における生態系保全対策の基本的な考え方を6割以上説明できる.実務における生態系保全対策の基本的な考え方を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では,水理学の知識を発展させて,流域圏の概念について理解する.また,実務における治水・生態系保全対策の基本的な考え方を理解する.
授業の進め方と授業内容・方法:
1名の非常勤講師による講義形式で授業を行なう.
英語導入計画:Technical terms(10%)
注意点:
成績評価に教室外学修の内容は含まれる.
授業の内容を確実に⾝につけるために,予習・復習が必須である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 流域圏工学の目的と学力目標
(ALのレベルC)
流域圏(流域,水系,河川における自然環境と人間活動の複合システム)の概要を理解する.
(教室外学修・事後)流域圏の概要について,講義内容を基にまとめる.(約4時間)
2週 河川地形と生息場
(ALのレベルC)
さまざまなスケールの河川地形の概要を理解する.
(教室外学修・事後)様々なスケールの河川地形について調査してまとめる.(約4時間)
3週 降水と流出
(ALのレベルC)
降雨ー流出現象の枠組みと具体的な計算手法を理解する.
(教室外学修・事後)降雨ー流出現象の枠組みと具体的な計算手法についてまとめる.(約4時間)
4週 河川計画(1)
(ALのレベルC)
河川整備基本方針,河川整備計画における治水目標の設定方法について理解する.
(教室外学修・事後)河川整備基本方針,河川整備計画についてまとめる.(約4時間)
5週 河川計画(2)
(ALのレベルC)
河道計画,河道計画手法について理解する.
(教室外学修・事後)河道計画や河道計画手法についてまとめる.(約4時間)
6週 平野の開発ー水害と治水の歴史ー
(ALのレベルC)
平野を流れる河川改修と氾濫原の開発の歴史について理解する.
(教室外学修・事後)河川改修と氾濫原の開発の歴史についてまとめる.(約4時間)
7週 河川構造物
(ALのレベルC)
現在の河川におけるさまざまな機能を有した河川構造物について理解する.
(教室外学修・事後)河川構造物についてまとめる.(約4時間)
8週 開水路の水理学の河川工学への応用(1)
(ALのレベルC)
河川の洪水流の数値計算法のあらましについて理解する.
(教室外学修・事後)河川の洪水流の数値計算法についてまとめる.(約4時間)
4thQ
9週 開水路の水理学の河川工学への応用(2)
(ALのレベルC)
河川の洪水流の数値計算法の具体例を通じて,実務的な洪水流の取り扱いについて理解する.
(教室外学修・事後)河川の洪水流の数値計算法の具体例についてまとめる.(約4時間)
10週 土砂水理学の基礎(1)
(ALのレベルC)
流水の作用によって生じる土砂輸送現象についてあらましを理解する.
(教室外学修・事後)土砂輸送現象についてまとめる.(約4時間)
11週 土砂水理学の基礎(2)
(ALのレベルC)
土砂輸送現象の具体的な計算手法(掃流砂量,浮遊砂濃度式)の枠組みを理解する.
(教室外学修・事後)土砂輸送現象の具体的な計算手法についてまとめる.(約4時間)
12週 河道管理の課題解決のための調査研究例
(ALのレベルC)
河道管理の課題と課題解決のために取り組まれている調査研究事例を通じて,河川技術を学ぶ.
(教室外学修・事後)河道管理の課題と課題解決のための河川技術についてまとめる.(約4時間)
13週 河川環境の整備と保全
(ALのレベルC)
河川環境の整備と保全に向けた近年の取り組みについて理解する.
(教室外学修・事後)河川環境の整備と保全に向けた取り組みについてまとめる.(約4時間)
14週 気候変動の影響と流域圏管理
(ALのレベルC)
気候変動が水災害に及ぼしつつある影響の予測評価手法,新たな取り組みである流域治水について学ぶ.
(教室外学修・事後)気候変動を考慮した水害の予測評価手法と流域治水についてまとめる.(約4時間)
15週 成績確認
16週

評価割合

課題レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力2020
専門的能力7070
分野横断的能力1010