防災工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 防災工学
科目番号 0173 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 環境・都市システム系 教科書シリーズ20 防災工学(渕田邦彦他,コロナ社出版,2014,3)を教科書として用いる。また適宜プリントを配布する。
担当教員 廣瀬 康之,吉村 優治,和田 清,渡邉 尚彦

到達目標

下記の3項目を到達目標とする。
① 自然災害の種類およびメカニズムについて理解する。
② 自然災害に関するシミュレーションの考え方を理解する。
③ 公共インフラの被害を防止するための計画、設計、メンテナンスについて理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自然災害の種類およびメカニズムについて理解し、正確に(8割以上)説明できる。自然災害の種類およびメカニズムについて理解し、ほぼ正確に(6割以上)説明できる。自然災害の種類およびメカニズムについて理解し、ほぼ正確に(6割以上)説明できない。
評価項目2自然災害に関するシミュレーションの考え方を理解し、正確に(8割以上)説明できる。自然災害に関するシミュレーションの考え方を理解し、ほぼ正確に(6割以上)説明できる。自然災害に関するシミュレーションの考え方を理解し、ほぼ正確に(6割以上)説明できない。
評価項目3公共インフラの被害を防止するための計画、設計、メンテナンスの考え方を理解し、正確に(8割以上)説明できる。公共インフラの被害を防止するための計画、設計、メンテナンスの考え方を理解し、ほぼ正確に(6割以上)説明できる。公共インフラの被害を防止するための計画、設計、メンテナンスの考え方を理解し、ほぼ正確に(6割以上)説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業は,構造力学,水理学,土質力学,計画学等を基にして,国内外の災害および対策を理解する。
授業の進め方・方法:
授業は教科書と適宜スライドおよび資料で説明する。パワーポイントはスライドを配布する。
レポート提出は、LMS(Moodle)を基本とする。
英語導入計画:Technical Terms
注意点:
成績評価の方法:
総得点100点= 構造系課題レポート100点×4/15 +水理系課題レポート 100 点×4/15 +土質系課題レポート 100 点×4/15 +計画系課題レポート 100 点×3/15
総得点に対する得点率(%)で総合評価を行う。
学習・教育目標:(D-3 安全系)100%
JABEE 基準1(1):(d)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 構造系 ガイダンス,おもな地震被害,地震のメカニズム
(ALのレベル C)
構造系 おもな地震被害,地震のメカニズムについて理解する。
(教室外学修)
2週 構造系 地震動とその特性
(ALのレベル C)
構造系 地震動とその特性について理解する。
(教室外学修)
3週 構造系 各種構造物の地震被害と対策
(ALのレベル C)
構造系 各種構造物の地震被害と対策について理解する。
(教室外学修)
4週 構造系 耐震設計法・免震・制振
(ALのレベル C)
構造系 耐震設計法・免震・制振
について理解する。
(教室外学修)
5週 地盤系 土砂災害,地盤災害の概要
(ALのレベル C)
土砂災害,地盤災害の概要について理解する。
(教室外学修)土砂災害の概要とその対策についてレポートにまとめる
6週 地盤系 斜面災害(地滑り,土砂崩れ等)とその対策工法
(ALのレベル C)
地盤系 斜面災害(地滑り,土砂崩れ等)とその対策工法について理解する。
(教室外学修)斜面災害の概要とその対策についてレポートにまとめる
7週 地盤系 地盤沈下のメカニズムとその対策工法
(ALのレベル C)
地盤系 地盤沈下のメカニズムとその対策工法について理解する。
(教室外学修)地盤沈下現象の概要とその対策についてレポートにまとめる
8週 地盤系 液状化現象のメカニズムとその対策工法
(ALのレベル C)
地盤系 液状化現象のメカニズムとその対策工法について理解する。
(教室外学修)液状化現象の概要とその対策についてレポートにまとめる
2ndQ
9週 水理系 豪雨災害および土石流災害の発生機構と防御対策
(ALのレベル C)
水理系 豪雨と土石流災害のメカニズムとその対策工法について理解する。
(教室外学修)豪雨と土石流災害に関する課題についてレポートにまとめる
10週 水理系 高潮災害の発生機構と防御対策
(ALのレベル C)
水理系 高潮災害のメカニズムとその対策工法について理解する。
(教室外学修)高潮・高波に関する課題についてレポートにまとめる
11週 水理系 津波の発生機構と防御対策
(ALのレベル C)
水理系 津波災害のメカニズムとその対策工法について理解する。
(教室外学修)津波に関する課題についてレポートにまとめる
12週 水理系 沿岸域の減災に向けた社会技術
(ALのレベル C)
水理系 沿岸域の減災に向けた社会技術について理解する。
(教室外学修)沿岸域の減災に向けた対応策についてレポートにまとめる
13週 計画系 自然災害と社会資本への影響
(ALのレベル C)
計画系 自然災害と社会資本への影響について理解する。
(教室外学修)自然災害と社会資本への影響についてレポートにまとめる
14週 計画系 災害対策と防災計画
(ALのレベル B)
計画系 災害対策と防災計画について理解する。
(教室外学修)災害対策と防災計画についてレポートにまとめる
15週 計画系 応急・復旧・復興対策
(ALのレベル C)
計画系 応急・復旧・復興対策について理解する。
(教室外学修)応急・復旧・復興対策についてレポートにまとめる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000