到達目標
以下に具体的な目標を示す.
①設計荷重に関する理解
②橋梁に使用する鋼材の種類と強度に関する
理解
③許容応力度設計法に関する理解
④工場製作における諸技術に関する理解
⑤鋼部材の接合方法及び設計法に関する理解
⑥座屈現象、疲労破壊など鋼材の諸現象の理
解
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 設計荷重を分類し,その特性について説明できる.(8割以上) | 設計荷重を分類し,その特性について説明できる.(6割以上) | 設計荷重を分類し,その特性について説明できない. |
評価項目2 | 鋼材についての知識を有する.(8割以上) | 鋼材についての知識を有する.(6割以上) | 鋼材についての知識を有しない. |
評価項目3 | 鋼材の許容応力度に関する知識を有する.(8割以上) | 鋼材の許容応力度に関する知識を有する.(6割以上) | 鋼材の許容応力度に関する知識を有しない. |
評価項目4 | 鋼部材の工場製作の概略工程が説明できる.(8割以上) | 鋼部材の工場製作の概略工程が説明できる.(6割以上) | 鋼部材の工場製作の概略工程が説明できない. |
評価項目5 | 溶接・ボルト接合の設計施工について説明できる.(8割以上) | 溶接・ボルト接合の設計施工について説明できる.(6割以上) | 溶接・ボルト接合の設計施工について説明できない. |
評価項目6 | 座屈現象、疲労現象について説明できる.(8割以上) | 座屈現象、疲労現象について説明できる.(6割以上) | 座屈現象、疲労現象について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目では,鋼橋のうち最も一般的な桁橋の設計法を学び、それぞれの構成要素の意味を深く理解することで他の型式(鋼橋)への応用力をつけること.
授業の進め方・方法:
実橋を通して,具体的に設計方法を解説する.橋梁の設計では構造力学で学んだ知識がベースになっているので,十分に理解しておく必要がある.
注意点:
学習・教育目標(D-4 (1))100%
JABEE基準1(1):(d)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
鋼構造概論 |
鋼構造概論を理解する
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2週 |
鋼構造物の実況調査(課題の発見) |
鋼構造物の実況調査する
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3週 |
鋼橋の計画および設計 |
鋼橋の計画および設計を理解する
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4週 |
鋼橋の計画および設計 |
鋼橋の計画および設計を理解する(教室外学習:鋼構造概論、実況調査、鋼橋の計画設計内容をレポート1に纏める)
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5週 |
鋼橋に用いられる部材の力学特性 |
鋼橋に用いられる部材の力学特性を理解する
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6週 |
プレートガーダー橋の設計実務 |
プレートガーダー橋の設計実務を理解する
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7週 |
プレートガーダー橋の設計実務 |
プレートガーダー橋の設計実務を理解する(教室外学習:プレートガーダー橋の設計実務をレポート2に纏める)
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8週 |
実橋への学習成果反映、実橋製作・架設ビデオ等 |
実橋への学習成果反映、実橋製作・架設ビデオ等を調査する
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2ndQ |
9週 |
鋼橋の製作と架設 |
鋼橋の製作と架設を理解する
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10週 |
実橋製作工場調査 |
実橋製作工場を調査する(教室外学習:調査内容をレポート3に纏める)
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11週 |
実橋架設現場調査 |
実橋架設現場を調査する(教室外学習:調査内容をレポート4に纏める)
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12週 |
鋼構造物の維持管理 |
鋼構造物の損傷事例を紹介し維持管理を理解する
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13週 |
鋼構造物の点検、調査、および補修・補強技術 |
鋼構造物の点検、調査および補修・補強技術を調査する(教室外学習:調査内容をレポート5に纏める)
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14週 |
特論(道路橋示方書改定、部分係数・限界状態設計法の導入etc) |
新示方書、部分係数・限界状態設計法を理解する
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15週 |
特論(疲労、腐食、摩耗、振動etc) |
疲労、腐食、摩耗、振動を理解する
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 構造 | 鋼構造物の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | |
橋の構成、分類について、説明できる。 | 4 | |
橋梁に作用する荷重の分類(例、死荷重、活荷重)を説明できる。 | 4 | |
各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。 | 4 | |
軸力を受ける部材、圧縮力を受ける部材、曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて、その設計法を説明でき、簡単な例に対し計算できる。 | 4 | |
接合の定義・機能・種類、溶接と高力ボルト接合について、説明できる。 | 4 | |
鋼桁橋(プレートガーダー橋)の設計の概要、特徴、手順について、説明できる。 | 4 | |
評価割合
| レポート | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |