総合実験

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 総合実験
科目番号 0186 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 学修単位: 1.5
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 環境都市工学科で既習のテキスト・参考書・プリント等を参考にすると良い。社会資本整備に必要な社会的合意形成の基本事項については,土木学会誌叢書3「土木とコミュニケーション」(土木学会編集委員会編,社団法人土木学会発行,2004)に紹介されているので参考にすると良い。
担当教員 川端 光昭,廣瀬 康之,吉村 優治

到達目標

以下に具体的な目標を記す。
①資料準備・提案する能力を身につける
②討議・合意形成をする能力を身につける
③計画をたてグループとして活動する能力を身につける
④製作・実験実施する能力を身につける
⑤情報処理機器を活用したプレゼンテーション能力を身につける
⑥考察・改善提案する能力を身につける

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1資料準備し、これを基に提案することが評価8割程度以上できる資料準備し、これを基に提案することが評価6割程度以上できる資料準備し、これを基に提案することができない
評価項目2討議・合意形成をすることが評価8割程度以上できる討議・合意形成をすることが評価6割程度以上できる討議・合意形成をすることができない
評価項目3具体的な計画を示し、グループで活動することが評価8割程度以上できる具体的な計画を示し、グループで活動することが評価6割程度以上できる具体的な計画を示し、グループで活動することができない
評価項目4 製作・実験実施を滞りなく実施することが評価8割程度以上できる 製作・実験実施を滞りなく実施することが評価6割程度以上できる 製作・実験実施を滞りなく実施することができない
評価項目5 情報処理機器を活用しプレゼンテーションが評価8割程度以上できる 情報処理機器を活用しプレゼンテーションが評価6割程度以上できる 情報処理機器を活用しプレゼンテーションができない
評価項目6 結果の考察・具体的な改善点の提案をすることが評価8割程度以上できる 結果の考察・具体的な改善点の提案をすることが評価6割程度以上できる 結果の考察・具体的な改善点の提案をすることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本実験では、環境都市工学科の既習事項を基として、複数の学生が協力して、自ら課題を設定し、Plan計画、Do実施、Check評価、Action対策について総合的に学習する。資料準備、討議、合意形成、方法手順の検討、装置器具の準備、供試体等作成、結果の考察、発表、改善の提案というPBL(Problem Based Learning)により、課題解決型エンジニアの基礎となる資質をより深く学ぶ。
授業の進め方・方法:
実習実験を中心に行うので、積極的に参加すること。課題遂行にあたっては、討議、思索、試行を積み上げることも重要である。実験結果の報告については、レポートあるいはプレゼンテーションによって行う。なおグループ毎に実験を行うため、個々の協調性およびチームワークも必要である。成果だけでなく、それに到る過程が大切であるので、できる限り記録を残し、整理発表できるようにしておく。
PBL課題は次のようである。
課題①「知的財産権と技術提案」パテントコンテストの課題 あるいは
   「創造デザイン」全国高専デザインコンペティションの課題
課題②「環境都市工学科の魅力を中学生に伝える」オープンキャンパスのコンテンツ
英語導入計画:Technical terms

注意点:
国家公務員採用一般職試験(大卒程度)、技術士一次試験建設部門の実験に関する問題およびこれまでの教科書・参考書に記載されている実験方法等と同等レベル以上の内容を報告しており、各過程の理解度を報告書等で以下の項目について評価し、総合して6割以上の理解レベルまで達していること。
なお,成績評価に教室外学修の内容は含まれる。
学習・教育目標:(D-3 創生系)90%,(E)10%
JABEE基準1(1):(d),(c),(d)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・ファシリテーションの講義・演習
(ALのレベル A)
ガイダンス・ファシリテーションの講義・演習を理解する。
(教室外学修)資料の準備・討議方法の修得
2週 課題毎へのグループ分け,課題設定,解決方針の設定
(ALのレベル B)
課題設定,解決方針の設定について理解する。
(教室外学修)知財検索・資料の準備
3週 事前調査
(ALのレベル B)
事前調査を理解する。
(教室外学修)班毎に事前調査
4週 知財検索
(ALのレベル B)
知財検索を理解する。
(教室外学修)班毎に知財検索
5週 計画作成
(ALのレベル B)
計画作成を理解する。
(教室外学修)班毎に計画作成
6週 実施記録
(ALのレベル A)
実施記録を理解する。
(教室外学修)班毎に実施記録
7週 資料整理
(ALのレベル B)
資料整理を理解する。
(教室外学修)班毎に資料整理
8週 実演実施
(ALのレベル B)
実演実施を理解する。
(教室外学修)班毎に実演準備
2ndQ
9週 成果まとめ
(ALのレベル B)
成果まとめを理解する。
(教室外学修)班毎に考察
10週 中間発表会・改善の提案
(ALのレベル A)
中間発表会・改善の提案を理解する。
(教室外学修)班毎に発表準備
11週 改善の提案
(ALのレベル B)
改善の提案を理解する。
(教室外学修)班毎に考察・改善提案
12週 報告書作成
(ALのレベル B)
報告書作成を理解する。
(教室外学修)班毎および個人で報告書作成
13週 発表準備
(ALのレベル A)
発表準備を理解する。
(教室外学修)発表準備
14週 発表会(プレゼンテーション)
(ALのレベル A)
発表会(プレゼンテーション)を理解する。
(教室外学修)発表準備・考察
15週 報告書作成・まとめ
(ALのレベル B)
報告書作成・まとめを理解する。
(教室外学修)班毎および個人で報告書作成
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

ファシリテーション課題個人報告書班毎報告書プレゼンテーションポートフォリオその他合計
総合評価割合2040202000100
基礎的能力0000000
専門的能力2040202000100
分野横断的能力0000000