概要:
社会系教科は、今日の変化する社会における社会の問題の枠組みとその背景を提供するものです。歴史は、現在の議論を引き起こす問題や出来事を理解することに関係します。今日および未来の市民は、指導的立場に立つ人ももちろん、過去が現在や未来にどのように影響しているかを学ぶ必要があります。過去をよりよく理解することは、将来のための効果的な決定を下すことに役立つからです。
歴史を学ぶことの本質的な価値は、知識の獲得だけではありません。歴史的に考えるというスキルを学ぶことにあると確信しています。世界史の場合、時間の経過に伴う変化を認識すること、パターンを特定すること、情報源を調査すること、批判的に読み・書くこと、多様な文化の理解などを意味します。
授業の進め方・方法:
授業は、歴史的な文脈で現在の問題について考える方法を学び、批判的で洞察力のある質問を生み出す方法を学び、市民の役割と自分たちが生活する社会への関与を理解する手助けとなるように行います。皆さんにとって最もよい学びは、教師と生徒の双方が学習のプロセスに関わり、皆さんが歴史と自分自身に関連性を見出した時に生まれます。
以下に示すガイドラインは、教室にいる者全員の利益のためです。真摯に受け止め、誰もが学び合うことのできる協力的で敬意のある教室を創ることに貢献してください。
・教室における誰もが敬意を持って扱われる。
・教室の学びは個人だけでなく周囲との関わりによって促進される。
(事前準備の学習)教科書に目を通しておくこと。
英語導入計画:なし
注意点:
世界史は過去の事象を受け継いできており、前期の授業内容を後期で使用することがあるため、授業内容や発表内容をノートにとることを推奨する。また、グループワークなどにおいては教員の指示をしっかりと聞き、教員の要求に対応していくことが必要となる。
授業内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
前期イントロダクション (ALのレベルC) |
この授業の目標・進め方・評価方法を理解する。 現代世界のキーワードを理解する。
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2週 |
中世以前の世界(1) (ALのレベルC) |
アジアを中心とした中世以前の歴史的状況を理解する。
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3週 |
中世以前の世界(2) (ALのレベルC)
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ヨーロッパを中心とした中世以前の歴史的状況を理解する。
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4週 |
アジア諸国の繁栄(1) (ALのレベルC) |
明・清の歴史の展開や、東南アジアの状況、世界の一体化と当時の日本の関わりなどを把握する。
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5週 |
アジア諸国の繁栄(2) (ALのレベルC) |
オスマン帝国・ティムール朝・サファヴィー朝・ムガル帝国の展開とイスラーム世界の再編について把握する。
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6週 |
世界の一体化とヨーロッパ(1) (ALのレベルC) |
大航海時代の展開と世界の結びつきや交流について把握する。
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7週 |
世界の一体化とヨーロッパ(2) (ALのレベルC) |
ヨーロッパ諸国の世界進出の状況を把握させ、貿易などを軸とする世界の一体化の状況を把握する。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
近代の欧米社会(1) (ALのレベルC) |
イギリス・アメリカ・フランスでの革命の特徴について把握する。
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10週 |
近代の欧米社会(2) (ALのレベルC) |
革命以後、19世期前半のヨーロッパ社会の特徴について把握する。
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11週 |
近代の欧米社会(3) (ALのレベルC) |
資本主義と社会主義の思想について把握する。
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12週 |
ヨーロッパの進出とアジア(1) (ALのレベルC) |
列強諸国の植民地拡大の歴史的背景について、理解する。
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13週 |
ヨーロッパの進出とアジア(2) (ALのレベルC) |
列強諸国の中国進出の状況を把握する。
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14週 |
ヨーロッパの進出とアジア(3) (ALのレベルB) |
植民地化に対する抵抗運動について理解する。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
2つの世界大戦(1) (ALのレベルC) |
第一次世界大戦の背景・対立構図について、把握する。
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2週 |
2つの世界大戦(2) (ALのレベルC) |
第一次世界大戦がその後の世界に与えた影響について、理解する。
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3週 |
2つの世界大戦(3) (ALのレベルC) |
第二次世界大戦の背景・対立構図について、把握する。
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4週 |
2つの世界大戦(4) (ALのレベルC) |
第二次世界大戦がその後の世界に与えた影響について、理解する。
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5週 |
世界の諸問題・プレゼンテーション1 (ALのレベルB) |
プレゼンテーションにより、世界の歴史上の問題に対する見解を深める。
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6週 |
世界の諸問題・プレゼンテーション2 (ALのレベルA) |
プレゼンテーションにより、世界の歴史上の問題に対する見解を深める。
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7週 |
世界の諸問題・プレゼンテーション3 (ALのレベルA) |
プレゼンテーションにより、世界の歴史上の問題に対する見解を深める。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
冷戦の時代(1) (ALのレベルA) |
第二次世界大戦後の国際関係について把握する。
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10週 |
冷戦の時代(2) (ALのレベルC) |
1960年代以降の国際関係の変化について把握する。
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11週 |
世界の諸問題・プレゼンテーション4 (ALのレベルB) |
プレゼンテーションにより、世界の歴史上の問題に対する見解を深める。
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12週 |
世界の諸問題・プレゼンテーション5 (ALのレベルA) |
プレゼンテーションにより、世界の歴史上の問題に対する見解を深める。
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13週 |
世界の諸問題・プレゼンテーション6 (ALのレベルA) |
プレゼンテーションにより、世界の歴史上の問題に対する見解を深める。
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14週 |
プレゼンテーション総括 (ALのレベルB) |
プレゼンテーションの報告内容を総括し、世界の歴史に関する知識の整理を行う。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 1 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 2 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 1 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 1 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 1 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 1 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 1 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 1 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 2 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 2 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 2 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 2 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 2 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 2 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 2 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 2 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 2 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 2 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 1 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 2 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 2 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 2 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 2 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 2 | |