RC構造Ⅰ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 RC構造Ⅰ
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:鉄筋コンクリート構造入門[改訂版](松井源吾監修・西谷 章著、鹿島出版会、2001.2)/参考書:一級建築士試験問題と解説(霞ヶ関出版)
担当教員 犬飼 利嗣,服部 宏己

到達目標

これまでの構造関連科目の知識と工学実験で得られた知識と技術を基礎に、材料的複合構造であるRC構造の許容応力度設計法に基づいた以下の部位についての部材断面算定法を習得する。
①梁の断面設計
②スラブ、階段の設計
③柱の断面設計
④耐震壁、基礎、杭の設計

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1梁の断面設計に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。梁の断面設計に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。梁の断面設計に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目2スラブ、階段の設計に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。スラブ、階段の設計に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。スラブ、階段の設計に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目3柱の断面設計に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。柱の断面設計に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。柱の断面設計に関する問題をほぼ正確に解くことができない。
評価項目4耐震壁、基礎、杭の設計に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。耐震壁、基礎、杭の設計に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。耐震壁、基礎、杭の設計に関する問題をほぼ正確に解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は、教科書と板書を中心に行うので、各自学習ノートを充実させること。 材料力学と構造力学等の知識を要し、その充分な復習と理解が要求される。授業には、関数電卓またはプログラム電卓(PC)を必携すること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンクリートと鉄筋の力学的性質
2週 鉄筋コンクリートの力学的挙動
3週 梁の構造設計に関する概略
4週 ExcelによるC1,C2の算出(1)
5週 ExcelによるC1, C2の算出(2)
6週 梁の構造設計(演習1)
7週 梁の構造設計(演習2)
8週 中間試験
2ndQ
9週 略算式による梁の設計
10週 梁に生ずるせん断応力分布と肋金の設計(1)
11週 梁に生ずるせん断応力分布と肋金の設計(2)
12週 スラブから大梁への力の流れ
13週 大梁のC,Mo,Qの算定
14週 床スラブに作用する外力、単位梁の概念
15週 期末試験
16週 期末試験模範解答の解説および成績評価の説明、断面設計総論
後期
3rdQ
1週 スラブの配筋設計
2週 片持階段の設計
3週 斜めスラブ階段の設計
4週 Excelによる柱断面の算出(1)
5週 Excelによる柱断面の算出(2)
6週 柱の断面設計(演習1)
7週 柱の断面設計(演習2)
8週 中間試験
4thQ
9週 耐震壁の配筋設計
10週 開口部のある耐震壁の配筋設計
11週 独立基礎の設計
12週 独立基礎の設計(演習)
13週 杭基礎の設計
14週 杭基礎の設計(演習)
15週 期末試験
16週 期末試験模範解答の解説および成績評価の説明、許容応力度設計法総論

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
得点率100100