到達目標
本授業では各建築物構成要素の内で、居住者の快適性に強い影響を与える空気調和設備について、設計の為の基礎知識を得ることを目的とする。期待される効果として、その知識が空気環境への影響および熱エネルギーの省力化を判断できる基礎力を得ることである。
①空調設備の基礎知識(熱、流体)の理解
②熱貫流計算、空気線図の取扱いが出来る
③空気負荷計算方法を獲得する
④空気調和設備と関連機器の知識を獲得する
⑤空気調和設備と関連機器の計算手法を獲得する
⑥電気設備の知識を獲得する
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 熱貫流計算、空気線図を取扱う問題を正確に(8割以上)できる。 | 熱貫流計算、空気線図を取扱う問題をほぼ正確に(6割以上)できる。 | 熱貫流計算、空気線図を取扱う問題をできない。 |
評価項目2 | 熱負荷計算問題を正確に(8割以上)できる。 | 熱負荷計算問題をほぼ正確に(6割以上)できる。 | 熱負荷計算問題をできない。 |
評価項目3 | 空気調和設備と関連機器に関する基礎知識に関する問題を正確に(8割以上)できる。 | 空気調和設備と関連機器に関する基礎知識に関する問題をほぼ正確に(6割以上)できる。 | 空気調和設備と関連機器に関する基礎知識に関する問題を解けない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
授業の進め方・方法:
通常の座学に加え、計算演習が多く、関数電卓は必携である。普段から学校や公共建築物などの空調設備に興味を持って生活すると理解が深まる。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
建築設備工学の概要 |
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2週 |
建築設備と地球環境問題 |
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3週 |
基礎知識:熱の流れ |
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4週 |
基礎知識:流体の性質と流れ |
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5週 |
省エネルギーシステム |
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6週 |
空気調和設備の構成と関連事項 |
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7週 |
空調負荷の種類と顕熱負荷、潜熱負荷 |
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
暖房用熱負荷計算 |
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10週 |
冷房用熱負荷計算 |
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11週 |
負荷計算演習 |
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12週 |
送風量計算 |
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13週 |
湿り空気線図と空気調和プロセス |
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14週 |
空気調和機器(AHUほか) |
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
期末試験の解答の解説、応用事例の説明 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
空気調和設備(システムの種類と構成1) |
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2週 |
空気調和設備(システムの種類と構成2) |
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3週 |
空気調和設備(問題演習1) |
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4週 |
空気調和設備(問題演習2) |
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5週 |
ダクトおよび関連付属装置(種類と構成1) |
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6週 |
ダクトおよび関連付属装置(種類と構成2) |
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7週 |
ダクトおよび関連付属装置(種類と構成3) |
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
ダクトおよび関連付属装置(問題演習1) |
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10週 |
ダクトおよび関連付属装置(問題演習2) |
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11週 |
ダクトおよび関連付属装置(問題演習3) |
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12週 |
電気設備(システムの種類と構成1) |
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13週 |
電気設備(システムの種類と構成2) |
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14週 |
電気設備(システムの種類と構成3) |
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
フォローアップ(期末試験解答解説など) |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 環境・設備 | 湿り空気、空気線図について説明できる。 | 3 | |
室内環境基準について説明できる。 | 3 | |
熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について説明できる。 | 3 | |
空気調和方式について説明できる。 | 3 | |
熱源方式について説明できる。 | 3 | |
空調機について説明できる。 | 3 | |
必要換気量について計算できる。 | 3 | |
暖房、空気環境方式について説明できる。 | 3 | |
受変電・幹線設備について説明できる。 | 3 | |
動力設備について説明できる。 | 3 | |
照明・コンセント設備について説明できる。 | 3 | |
情報・通信設備について説明できる。 | 3 | |
省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。 | 3 | |
維持管理について理解している。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 400 | 400 |
得点 | 400 | 400 |