建築製図Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 建築製図Ⅱ
科目番号 0024 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 建築設計製図(実教出版) 第3版コンパクト建築設計資料集成(日本建築学会編 丸善)
担当教員 鶴田 佳子,櫻木 耕史

到達目標

目標を以下に掲げる
①RC造建物の製図法の習得(平・立・断面)
②RC造建物の製図法の習得(カナバカリ・詳細図)
③RC造建築物の基礎的設計
④自らの考えを分かりやすくプレゼンテーションできる
岐阜高専ディプロマポリシー:(A)、(D)および(E)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1RC造建築物の平・立・断面図を正確に描くことができる。RC造建築物の平・立・断面図をほぼ正確に描くことができる。RC造建築物の平・立・断面図を正確に描くことができない。
評価項目2RC造建築物の矩計図・階段詳細図を正確に描くことができる。RC造建築物の矩計図・階段詳細図をほぼ正確に描くことができる。RC造建築物の矩計図・階段詳細図を正確に描くことができない。
評価項目3RC造建築物の基礎的設計技能を正確に理解・修得できる。RC造建築物の基礎的設計技能をほぼ正確に理解・修得できる。RC造建築物の基礎的設計技能を正確に理解・修得できていない。
評価項目4アイデアを非常に分かりやすくプレゼンテーションできる。アイデアを分かりやすくプレゼンテーションできる。アイデアを分かりやすくプレゼンテーションできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、RC造建築物の製図方法を修得するとともに、RC造建築物の設計の基礎およびディティールを理解・修得することを目標としている。
授業の進め方・方法:
課題にあたっては提出期限を常に意識して、自ら課題作成のスケジュールを立てそれを実行すること。
設計にあたっては、教員に進捗状況を提示し、教員のアドバイスを踏まえて、確実に設計を進めることが基本となる。
前期の担当は鶴田佳子、後期の担当は櫻木耕史である。
(事前準備の学習)建築構法Ⅱの復習をしておくこと。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
トレース課題については、授業内容に関連する教科書のページを熟読し、建築製図における線の意味を理解し、一本一本意識しながら描写すること。
RC造の基礎的設計およびプレゼンテーション技法の習得のため、各種建築雑誌や資料などを調べること、有名なものや、身近にある類似する建築物を見学すること、「もの」や「かたち」のもつ基本的な寸法を意識してその感覚を身につけることなど、自ら学ぶ姿勢が求められる。
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である
前期課題100点、後期課題100点、合計200点における得点率により評価する。
前期課題は、4課題×各25点の計100点とする。
後期課題は、1課題100点とする。個々の学生が図面を作成し理解度を確認する。
1つでも未提出の課題がある場合は、不合格とする。また課題提出は時間厳守とし、期限に遅れた場合は減点とする。
成績評価,進級及び卒業に関する内規 第 19 条 4 項(別表1)に該当する科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 RC 造建築物の設計基礎(講義)、課題説明、RC 造建築物の平面図トレース
(ALのレベルC)
RC 造建築物の描き方を理解する
2週 RC造建築物の平面図トレース
(ALのレベルC)
RC 造建築物平面図の描き方を理解する
3週 RC造建築物の平面図トレース
(ALのレベルC)
RC 造建築物平面図の描き方を理解する
4週 RC造建築物の平面図トレース
(ALのレベルC)
RC 造建築物平面図の描き方を理解する
5週 RC造建築物の平面図トレース
(ALのレベルC)
RC 造建築物平面図の描き方を理解する
6週 RC 造建築物の立断面図トレース (ALのレベルC) RC 造建築物立断面図の描き方を理解する
7週 RC 造建築物の立断面図トレース (ALのレベルC) RC 造建築物立断面図の描き方を理解する
8週 RC 造建築物の立断面図トレース (ALのレベルC) RC 造建築物立断面図の描き方を理解する
2ndQ
9週 RC 造建築物のカナバカリ図トレース
 (ALのレベルC)
RC 造建築物カナバカリ図の描き方を理解する
10週 RC 造建築物のカナバカリ図トレース
 (ALのレベルC)
RC 造建築物カナバカリ図の描き方を理解する
11週 RC 造建築物のカナバカリ図トレース
 (ALのレベルC)
RC 造建築物カナバカリ図の描き方を理解する
12週 RC 造建築物のカナバカリ図トレース
 (ALのレベルC)
RC 造建築物カナバカリ図の描き方を理解する
13週 RC 造建築物の階段詳細図トレース
 (ALのレベルC)
RC 造建築物の階段詳細図の描き方を理解する
14週 RC 造建築物の階段詳細図トレース
 (ALのレベルC)
RC 造建築物の階段詳細図の描き方を理解する
15週 RC 造建築物の階段詳細図トレース
 (ALのレベルC)
RC 造建築物の階段詳細図の描き方を理解する
16週
後期
3rdQ
1週 RC構造の施設設計のガイダンス 課題の内容について理解できる
2週 設計エスキス1(基本計画)
(ALのレベルC)
レイアウトが計画できる
3週 設計エスキス1(基本計画)
(ALのレベルC)
平面図が設計できる
4週 設計エスキス1(基本計画)
(ALのレベルC)
構造計画ができる
5週 設計エスキス1(基本計画)
(ALのレベルC)
立面図が設計できる
6週 設計エスキス1(基本計画)
(ALのレベルC)
断面図が設計できる
7週 中間チェック(進捗状況の確認と指導)
(ALのレベルC)
8週 設計エスキス2(平面および断面チェック)
(ALのレベルC)
基本図が作図できる
4thQ
9週 作図(平面および断面のチェック)
(ALのレベルC)
基本図が作図できる
10週 作図(平面および断面のチェック)
(ALのレベルC)
基本図が作図できる
11週 作図(平面および断面のチェック)
(ALのレベルC)
基本図が作図できる
12週 作図(図面のチェック)
(ALのレベルC)
図面レイアウトを考慮した作図ができる
13週 作図(図面のチェック)
(ALのレベルC)
透視図等のプレゼンテーションができる
14週 作図(図面のチェック)
(ALのレベルC)
設計を取りまとめることができる
15週 講評会
(ALのレベルA)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。3
線の描き分け(3種類程度)ができる。3
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。3
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。4
図面の種類別の各種図の配置を理解している。3
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。3
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。3
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。3
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00002000200
基礎的能力00001000100
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000