情報処理

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報処理
科目番号 0040 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Fortran90/95による実践プログラミング
担当教員 柴田 良一

到達目標

課題および試験で、以下の項目について、6割以上の正解率に達していること。
①プログラミング言語Fortranを用いた基本的なプログラムの作成および計算をすることができる。
② Fortranを用いたデータ処理と計算をすることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①プログラミング言語Fortranを用いた基本的なプログラムの作成とアルゴリズムを理解できる。プログラミング言語Fortranを用いた基本的なプログラムの作成および計算を正確に実行することができる。プログラミング言語Fortranを用いた基本的なプログラムの作成および計算をほぼ正確に実行することができる。プログラミング言語Fortranを用いた基本的なプログラムの作成および計算を実行することができない。
②Fortranを用いたデータ処理と計算ができる。Fortranを用いたデータ処理と計算を正確に実行することができるFortranを用いたデータ処理と計算をほぼ正確に実行することができるFortranを用いたデータ処理と計算を実行することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現在の情報化社会において、コンピュータを用いた情報を処理する技術は、様々な場面で必要とされている。本科目では、建築分野の研究を進めるにあたり、アンケート調査や実験や数値解析等で得られたデータをコンピュータを用いてプログラミングで処理することのできる力を身につける。具体的には、以下の項目を目標とする。
成績評価は、全体の課題提出100点+期末試験100点で行う。
授業の進め方・方法:
授業は、プログラム計算に必要な技術と知識を演習中心に行うことで習得する。まず導入としてProcessingによるプログラミングの体験を行う。次にFortranlの操作方法、及びプログラミング言語の習得では、前の週までに習った知識を使いながら新たな内容を取り扱うことが行われるので、確実に予習・復習を行い習得を積み重ねていくようにすることが必要となる。
英語導入計画:Technical Term(100%)
注意点:
学習・教育目標 E 100%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 情報処理教育の目的
2週 プログラミング環境をProcessingで準備する
(ALレベル:A)
Processingの環境構築
3週 プログラミングをProcessingで体験する
(ALレベル:A)
Processingの動作確認
4週 プログラミングをProcessingで実践する
(ALレベル:A)
Processingの課題作成
5週 プログラミング環境をgfortranで準備する
(ALレベル:A)
fortranの環境構築
6週 プログラミングをfortranで体験する
(ALレベル:A)
fortranの動作確認
7週 順接に関するプログラミング
(ALレベル:A)
順接のプログラム演習1
8週 順接に関するプログラミングの演習
(ALレベル:A)
順接のプログラム演習2
2ndQ
9週 分岐に関するプログラミング
(ALレベル:A)
分岐のプログラム演習1
10週 分岐に関するプログラミングの演習
(ALレベル:A)
分岐のプログラム演習2
11週 反復に関するプログラミング
(ALレベル:A)
反復のプログラム演習1
12週 反復に関するプログラミングの演習
(ALレベル:A)
反復のプログラム演習2
13週 fortranによる実践的プログラミング演習1
(ALレベル:A)
実践的プログラミング演習1
14週 fortranによる実践的プログラミング演習1
(ALレベル:A)
実践的プログラミング演習2
15週 期末試験
16週 試験解答の解説と評価方法の説明、発展的課題の説明 試験解答の解説を理解し、発展的課題を解決する方法を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。4
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。4
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。4
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。4
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。4
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。4
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。4
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。4
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。4
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している4
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。4

評価割合

中間試験期末試験課題合計
総合評価割合30301070
基礎的能力1515030
専門的能力1515030
分野横断的能力0010 10