環境社会学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 環境社会学
科目番号 0040 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 環境社会検定試験eco検定公式テキスト(東京商工会議所)
担当教員 石川 あゆみ

到達目標

①持続可能な社会および地球環境問題に関する知識習得
②環境問題に対する社会的取り組みへの理解
③環境問題と建築の関係の理解
岐阜高専ディプロマポリシー:(C)、(D)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①持続可能な社会および地球環境問題に関する知識習得持続可能な社会および地球環境問題に関する問題を8割以上解ける。持続可能な社会および地球環境問題に関する問題を6割以上解ける。持続可能な社会および地球環境問題に関する問題を6割未満しか解けない。
②環境問題に対する社会的取り組みへの理解環境問題の概要と対策を8割以上理解し、その要点を整理した資料が作成できる。環境問題の概要と対策を6割以上理解し、その要点を整理した資料が作成できる。環境問題の概要と対策を理解できず、その要点を整理した資料が作成できない。
③環境問題と建築の関係の理解環境問題と建築の関係を8割以上理解し、その要点を整理した資料が作成できる。環境問題と建築の関係を6割以上理解し、その要点を整理した資料が作成できる。環境問題と建築の関係を理解できず、その要点を整理した資料が作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築技術者が居住環境を論ずる場合、室内環境のみならず、室内環境に多大な影響を与える外部環境に関する知識も必要となる。本講義では、環境に対する幅広い知識を持ち、率先して環境問題に取り組める人材の育成のため、講義と演習を通じて環境問題と建築について理解を深める。
授業の進め方・方法:
前半は講義、後半は演習を行う。講義では、eco検定に対応した近年の地球環境問題、持続可能な社会、SDGsに関する知識の定着を図る。演習では教科書には載っていない最新事例や最新データの調査も行い、そのデータの読み取りを含めた資料作成を通じて環境問題等に関する知識を発表を通じて共有する。
(事前学習の学習)今までに社会科や理科で学習した地球環境問題の復習をしておくこと。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
授業の内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 持続可能な社会に向けて 環境問題への取組の歴史について理解する
3週 持続可能な社会に向けたアプローチ① 環境政策について理解する
4週 持続可能な社会に向けたアプローチ② 環境教育について理解する
5週 各主体の役割・活動① 国や地方、NPOなどによる環境問題に対する取組を理解する
6週 各主体の役割・活動② 企業による環境問題に対する取り組みを理解する
7週 各主体の役割・活動③ 個人による環境問題に対する取り組みを理解する
8週 中間試験
4thQ
9週 課題①(環境問題の概要と対策の調査):課題説明(ALのレベルC) 教科書から環境問題の基礎知識を自己学習する
10週 課題①:調査(ALのレベルC) 環境問題の概要と対策について、文献やインターネットを用いて最新事例・最新データを調査する
11週 課題①:資料作成(ALのレベルC) 環境問題の概要と対策を理解し、資料にまとめる
12週 課題②(環境問題対策を含めた建築設計や暮らし方の提案):課題説明(ALのレベルC) 環境問題対策と建築の関係を自己学習する
13週 課題②:調査(ALのレベルC) 環境問題対策を含めた建築設計や暮らし方について、文献やインターネットを用いて最新事例・最新データを調査する
14週 課題②:資料作成(ALのレベルC) 環境問題対策を含めた建築設計や暮らし方を考え、資料にまとめる
15週 課題②:発表(ALのレベルB) 発表を通じて、環境問題対策を含めた建築設計や暮らし方について理解を深める
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備風土と建築について説明できる。2
気候、気象について説明できる。2
ヒートアイランドの現象について説明できる。2
大気汚染の歴史と現象について説明できる。2
都市環境における緑の役割について説明できる。2
自然再生可能エネルギー(例えば、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器など)の特徴について説明できる。2
省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。2

評価割合

試験課題発表合計
総合評価割合504010100
得点504010100