建築設計製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 建築設計製図Ⅰ
科目番号 0047 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 日本建築学会編 コンパクト建築設計資料集成(丸善)
担当教員 今田 太一郎,櫻木 耕史,門脇 和正,辻 秀易

到達目標

以下の項目を目標とする。
①設計条件、社会的要請に応えることができる
②各種施設のプログラム(機能など)を構成できる
③的確に施設計画を計画できる
④計画内容を的確に伝え、表現することができる
岐阜高専ディプロマポリシー:(A)、(B)、(D)及び(E)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題に合致したコンセプトを作成できる。課題にふさわしいコンセプトをほぼ作成できる。課題にふさわしいコンセプトが作成できない。
評価項目2的確な機能・空間構成を行える。的確な機能・空間構成をほぼ正しく行える。的確な機能・空間構成を行えない。
評価項目3多角的な視点から、施設の機能、空間を検討し、創造的に組み立てることができる。施設の機能、空間を検討し、創造的に組み立てることがほぼできる。施設の機能、空間を検討し、創造的に組み立てることができない。
評価項目4明快かつ、美しいプレゼンテーションおよび説明によって、計画内容を相手に的確に伝えることができる。明快かつ、美しいプレゼンテーションおよび説明によって、計画内容を相手に的確に伝えることがほぼできる。明快かつ、美しいプレゼンテーションおよび説明によって、計画内容を相手に的確に伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築設計は、複数の専門知識を統合して行われる作業である。また、設計条件によって計画も左右される。本演習では、概括的な総合能力を養うことを目的とする。
※実務との関係
本授業の一部は、建築設計事務所において設計に関する実務経験を有する教員が指導を担当している。
授業の進め方・方法:
課題の対象施設の様々な事例を、授業で示される例だけでなく、積極的に雑誌・資料集などにより調べる。
授業計画を基に、主体的にスケジュールを立て、授業時のエスキースチェックを参考にしながら着実に計画を進め、締め切り間際に作業が集中しないようにする。
英語導入計画:Technical terms
(事前準備の学習)建築製図Ⅱの復習をしておくこと
注意点:
常に図面やスタディ模型の作成などによって、考えを形にしていくこと。
各課題100点とし,総得点率(%)によって成績評価を行なう。総合評価の重み付けは各課題の配点比に従う。ただし、一つでも未提出の課題がある場合は、不合格とする。また、課題提出は時間厳守とし、期限に遅れた場合は減点とする。
授業内容を確実に身につけるために、授業内でチェックを受けられるように設計を進め、授業後も設計作業を行うことが必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 個人住宅(木造)の計画
課題提示・説明
課題を正確に理解することができる
2週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
コンセプトを記述できる
3週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
平面図を設計できる
4週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)(ALのレベルC) 平面図を設計できる
5週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
立面図・断面図を設計できる
6週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
立面図・断面図を設計できる
7週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
全ての図面を取りまとめ設計ができる
8週 講評会(課題を返却し解説および評価方法の説明を行う)
(ALのレベルA)
2ndQ
9週 集合住宅の計画
課題提示・説明
課題を正確に理解することができる
10週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
コンセプトを記述できる
11週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
平面図を設計できる
12週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
平面図を設計できる
13週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
立面図・断面図を設計できる
14週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
立面図・断面図を設計できる全ての図面を取りまとめ設計ができる
15週 講評会(課題を返却し解説および評価方法の説明を行う)
(ALのレベルA)
16週
後期
3rdQ
1週 小規模施設の計画
課題提示・説明
課題を正確に理解することができる
2週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
コンセプトを記述できる
3週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
平面図を設計できる
4週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
平面図を設計できる
5週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
立面図・断面図を設計できる
6週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
立面図・断面図を設計できる
7週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
全ての図面を取りまとめ設計ができる
8週 講評会(課題を返却し解説および評価方法の説明を行う)
(ALのレベルA)
4thQ
9週 公共施設の計画
課題提示・説明
課題を正確に理解することができる
10週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
コンセプトを記述できる
11週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
平面図を設計できる
12週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
平面図を設計できる
13週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
立面図・断面図を設計できる
14週 エスキースチェック(コンセプト、平面図、立断面図)
(ALのレベルC)
立面図・断面図を設計できる全ての図面を取りまとめ設計ができる
15週 講評会(課題を返却し解説および評価方法の説明を行う)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。4
線の描き分け(3種類程度)ができる。4
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。4
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。4
図面の種類別の各種図の配置を理解している。3
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。3
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。3
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。3
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。4
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。3
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。3
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。3
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。3
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00004000400
基礎的能力00002000200
専門的能力00002000200
分野横断的能力0000000