建築学通論

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 建築学通論
科目番号 0048 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 青木 哲,下村 波基,櫻木 耕史

到達目標

建築の三分野(環境・構造・計画)の学問的意義を例示しながら、建築学を学ぶための基礎を習得する。
具体的には以下の項目を目標とする。
①建築環境知識の必要性の理解
②構造・安全の必要性の理解
③建築計画・設計の視点・必要性の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人間生活に必要なエネルギー・快適性に関する初歩的な知識に関する試験問題を正確に(8 割以上)できる。人間生活に必要なエネルギー・快適性に関する初歩的な知識に関する試験問題をほぼ正確に(6 割以上)できる。人間生活に必要なエネルギー・快適性に関する初歩的な知識に関する試験問題に正答できない
評価項目2建築物に作用する荷重やそれに耐えるための各種構造・構法についての試験に対して8割程度の正答ができること建築物に作用する荷重やそれに耐えるための各種構造・構法についての試験に対して6割程度の正答ができること建築物に作用する荷重やそれに耐えるための各種構造・構法についての試験に対して6割程度の正答ができない
評価項目3建築計画・設計に対する基本的知識に関する問題を正確(8 割以上)に解くことができる建築計画・設計に対する基本的知識に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができる建築計画・設計に対する基本的知識に関する問題を解くことができない。
評価項目4著名な建築作品について自分の目で確かめ、適切(8割以上)にレポートすることができる著名な建築作品について自分の目で確かめ、ほぼ適切(6割以上)にレポートすることができる著名な建築作品について自分の目で確かめ、適切にレポートすることができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
建築の三分野(環境・構造・計画)の学問的意義を例示しながら、建築学を学ぶための基礎を習得する。
授業の進め方・方法:
建築の三分野の技術の必要性を考えながら学習する
注意点:
日頃から、建築作品・関連雑誌に目を通し、建築に触れる努力をすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス(建築の3分野)、建築環境とは何か
2週 住宅の室内環境・省エネルギーに関する話題
3週 日射・光・熱と建築環境
4週 建築物に作用する荷重/各種構造形態の事例/試験架構の設計
5週 構造とその形態/試験架構の作成
6週 試験架構の作成と載荷試験
7週 中間試験
8週 環境系・構造系のまとめ
4thQ
9週 建築作品を観る際の注意点
10週 建築計画の役割1
11週 建築計画の役割2
12週 建築計画・設計の基礎1
13週 建築計画・設計の基礎2
14週 レポート講評会
15週 期末試験
16週 建築作品の解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野材料建築材料の特徴・分類を説明できる。1
建築材料の規格・要求性能について説明することができる。1
製鉄の歴史について理解している。1
鋼材の性質について説明できる。1
構造建築構造の成り立ちを説明できる。1
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。1
建築物に働く力について説明できる。1
骨組構造物に作用する荷重の種類について説明できる。1
環境・設備風土と建築について説明できる。1
気候、気象について説明できる。1
気温、温度、湿度および気温と湿度の形成について説明できる。1
雨、雪による温度、湿度の関係について説明できる。1
建設地と太陽位置について説明できる。1
日照および日射の調節方法について説明できる。1
室内環境基準について説明できる。1
自然再生可能エネルギー(例えば、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器など)の特徴について説明できる。1
省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。1
計画・歴史現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。1
モデュールについて説明できる。1
都市の形成について説明できる。1
建築計画・設計の手法一般について説明できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合160400000200
基礎的能力500000050
専門的能力5040000090
分野横断的能力600000060