建築製図Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2016
授業科目 建築製図Ⅱ
科目番号 0055 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 建築設計製図(実教出版) やさしく学ぶ Jw_cad7(ObraClub、エクスナレッジ) 第3版コンパクト建築設計資料集成(日本建築学会編 丸善)
担当教員 鶴田 佳子,櫻木 耕史

到達目標

本授業では、RC造建築物の製図方法を修得するとともに、RC造建築物の設計基礎およびディティールを理解・修得することを目標としている。
具体的な目標を以下に掲げる
①RC造建物の製図法の習得(平・立・断面)
②RC造建物の製図法の習得(カナバカリ・詳細図)
③RC造建築物の基礎的設計
④自らの考えを分かりやすくプレゼンテーションできる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1RC造建築物の平・立・断面図を正確(8割以上)に描くことができる。RC造建築物の平・立・断面図をほぼ正確(6割以上)に描くことができる。RC造建築物の平・立・断面図を正確に描くことができない。
評価項目2RC造建築物の平面詳細・矩計図を正確(8割以上)に描くことができる。RC造建築物の平面詳細・矩計図をほぼ正確(6割以上)に描くことができる。RC造建築物の平面詳細・矩計図を正確に描くことができない。
評価項目3RC造建築物の基礎的設計技能を正確(8割以上)に理解・修得できる。RC造建築物の基礎的設計技能をほぼ正確(6割以上)に理解・修得できる。RC造建築物の基礎的設計技能を正確に理解・修得できていない。
評価項目4アイデアを分かりやすくプレゼンテーションできる(8割以上)。アイデアを分かりやすくプレゼンテーションできる(6割以上)。アイデアを分かりやすくプレゼンテーションできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、RC造建築物の製図方法を修得するとともに、RC造建築物の設計基礎およびディティールを理解・修得することを目標としている。
授業の進め方・方法:
課題にあたっては提出期限を常に意識して、自ら課題作成のスケジュールを立てそれを実行すること。
トレース課題については、授業内容に関連する教科書のページを熟読し、建築製図における線の意味を理解し、一本一本意識しながら描写すること。
設計にあたっては、教員に進捗状況を提示し、教員のアドバイスを踏まえて、確実に設計を進めることが基本となる。
注意点:
RC造の基礎的設計およびプレゼンテーション技法の習得のため、各種建築雑誌や資料などを調べること、有名身近にある類似する建築物を見学すること、「もの」や「かたち」のもつ基本的な寸法を意識してその感覚を身につけることなど、自ら学ぶ姿勢が求められる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 RC 造建築物の設計基礎(講義)、課題説明、RC 造建築物の平面図トレース
2週 RC造建築物の平面図トレース
3週 RC造建築物の平面図トレース
4週 RC造建築物の平面図トレース
5週 RC造建築物の平面図トレース
6週 RC 造建築物の立断面図トレース 
7週 RC 造建築物の立断面図トレース 
8週 RC 造建築物の立断面図トレース 
2ndQ
9週 RC 造建築物のカナバカリ図トレース
10週 RC 造建築物のカナバカリ図トレース
11週 RC 造建築物のカナバカリ図トレース
12週 RC 造建築物の詳細図のトレース
13週 RC 造建築物の詳細図のトレース
14週 RC 造建築物の詳細図のトレース
15週 RC 造建築物の詳細図のトレース
16週
後期
3rdQ
1週 RC構造物設計のガイダンス
2週 設計エスキス1(基本計画)
3週 設計エスキス1(基本計画)
4週 設計エスキス1(基本計画)
5週 設計エスキス1(基本計画)
6週 設計エスキス1(基本計画)
7週 中間チェック(進捗状況の確認と指導)
8週 設計エスキス2(平面および断面、模型のチェック)
4thQ
9週 設計エスキス2(平面および断面、模型のチェック)
10週 設計エスキス2(平面および断面、模型のチェック)
11週 設計エスキス2(平面および断面、模型のチェック)
12週 設計エスキス2(平面および断面、模型のチェック)
13週 設計エスキス2(平面および断面、模型のチェック)
14週 設計エスキス2(平面および断面、模型のチェック)
15週 講評会
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。3
線の描き分け(3種類程度)ができる。3
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。2
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。3
図面の種類別の各種図の配置を理解している。2
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。2
建築図面を模写し、模写した図面が理解している。2
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。2
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00002000200
基礎的能力00001000100
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000