日本語

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本語
科目番号 0059 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 宮崎(編)『留学生のためのケースで学ぶ日本語―問題発見解決能力を伸ばす―』
担当教員 菅原 崇,村田 竜樹

到達目標

①  日本の社会・文化についての知識を得る。
② 自分の経験や問題解決方法について他者と対話することができる。
③ 考えたことをまとめて文章を書くことができる。
④ 他の人にわかりやすい文章を書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 文章から筆者の主張を読み取ることができる。文章の内容をほとんど理解し、他の人に説明することができる。文章のポイントとなる部分を理解することができる。全て理解することは難しい。文章のポイントを捉えることができない。
評価項目2 自分の考えや疑問を他者に伝えることができる。自分の考えや疑問を、的確に他者に伝えることができる。 自分の考えや疑問を、他者の助けを得ながら伝えることができる。 自分の考えや疑問を伝えることをしない。または、あきらめてしまう。
評価項目3 適切なスタイルで、レポートを書くことができる。適切なスタイルを用いて,読み手が理解するのにほぼ負担を感じさせないレポートが書ける。適切なスタイルを用いて,読み手がほぼ理解可能な作文が書ける。所々論旨や日本語の表現で理解が難しいところがある。適切なスタイルを用いておらず、内容も読み手が理解するのに非常に負担がかかる,もしくは理解不可能である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業では、自分の身の回りのことや留学生が出会うかもしれないテーマについて、その問題解決方法を他の学生や教師と対話を行い、文章としてまとめる。知識の獲得ではなく、知識や考えを伝え合い、自分なりに考えを文章としてまとめることを目指す。
授業の進め方・方法:
この授業では、自分の身の回りのことや留学生が出会うかもしれないテーマについて、他の学生や教師と対話を行い、文章としてまとめる。それぞれが持っている知識や価値観を他者と比べながら、授業を進めるため、積極的に交流することが求められる。また各回に自分が考えたことなどを文章にまとめる活動を行う。授業内容は学生の関心に合わせて適宜変更することがある。
注意点:
特になし
学習・教育目標:(C-1)70%(A-1)30%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1回:ケース04:期待外れのホームステイ テーマについて他者と対話し、考えを深める
2週 第2回:ケース05:おせっかいなおばさん テーマについて他者と対話し、考えを深める
3週
第3回:私のケースを書く
テーマについて他者と対話し、文章としてまとめる
4週 第4回:私のケースを書く テーマについて他者と対話し、考えを深める
5週 第5回:私のケースを読む テーマについて他者と対話し、考えを深める
6週 第6回:私のケースを読む テーマについて他者と対話し、考えを深める
7週 第7回:ケース07:バーベキューはだめ? テーマについて他者と対話し、考えを深める
8週 第8回:ケース08:とりあえずあやまる? テーマについて他者と対話し、考えを深める
2ndQ
9週 第9回:ケース09:親友がほしい① テーマについて他者と対話し、考えを深める
10週 第10回:ケース12:ぐちばかり言う友だち テーマについて他者と対話し、考えを深める
11週 第11回:私のケースを書く テーマについて他者と対話し、文章としてまとめる
12週 第12回:私のケースを書く テーマについて他者と対話し、文章としてまとめる
13週 第13回:私のケースを読む テーマについて他者と対話し、考えを深める
14週 第14回:私のケースを読む テーマについて他者と対話し、考えを深める
15週 最終レポート
16週 第15回:授業のふりかえり 授業で考えたことを整理し、伝えることができる
後期
3rdQ
1週 第16回:オリエンテーション
    ケース15:男同士の友情と彼女
テーマについて他者と対話し、考えを深める
2週 第17回:ケース16:友だちとの旅行① テーマについて他者と対話し、考えを深める
3週 第18回:ケース16:友だちとの旅行② テーマについて他者と対話し、文章としてまとめる
4週 第19回:ケース24:グループワークで話してくれない人① テーマについて他者と対話し、考えを深める
5週 第20回:ケース24:グループワークで話してくれない人② テーマについて他者と対話し、文章としてまとめる
6週 第21回:ケース25:苦しい選択① テーマについて他者と対話し、考えを深める
7週 第22回:ケース25:苦しい選択② テーマについて他者と対話し、文章としてまとめる
8週 第23回:ケース31:インターナショナル・フェスティバル① テーマについて他者と対話し、考えを深める
4thQ
9週 第24回:ケース31:インターナショナル・フェスティバル② テーマについて他者と対話し、文章としてまとめる
10週 第25回:ケース32:年齢はそんなに重要? テーマについて他者と対話し、考えを深める
11週 第26回:ケース17:お客様は神様? テーマについて他者と対話し、考えを深める
12週 第27回:ケース40:SNS申請が断れなくて① テーマについて他者と対話し、考えを深める
13週 第28回:ケース40:SNS申請が断れなくて② テーマについて他者と対話し、文章としてまとめる
14週 第29回:まとめ 授業で学んだことを、他者と対話し文章としてまとめる
15週 第30回:試験の解説、授業のふりかえり 授業で学んだことを、他者と対話し文章としてまとめる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

定期試験(2回)課題(レポート等)活動に取り組む姿勢合計
総合評価割合200260140600
前期10013070300
後期10013070300