概要:
[構造系]建築構造用材料及び架構の力学的特性を把握することにより設計に反映させうる知識の集積をはかる。
[環境系]建築環境に関わる身の回りの現象を測定・検証を行うことで、より深い知識と対策を立案する力をつける。
授業の進め方・方法:
環境系を青木・石川、構造系を柴田・山本が担当する。基本的には、実験の実施、実験結果の分析、レポートの作成の順で授業を進める。
(事前準備の学習)建築環境実験、建築構造実験の復習をしておくこと。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
授業の内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
[環境]ガイダンス、熱電対の作成(ALレベルC) |
[環境]熱電対の仕組みを理解し、熱電対を作成する。
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2週 |
[構造]数値実験①:かんたん応力計算によるチュートリアル(ALレベルC) |
[構造]解析の準備を整え、例題の実施。
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3週 |
[環境]実験①「音環境の測定」の実験実施(ALレベルC) |
[環境]実験の目的を理解した上で測定を遂行する。
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4週 |
[構造]数値実験②:かんたん応力計算を用いた練習(ALレベルC) |
[構造]片持梁系ラーメンと単純梁系ラーメンの例題の実施。
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5週 |
[環境]実験①のデータ分析・図表作成(ALレベルC) |
[環境]実験のデータ分析を行い図表を作成する。
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6週 |
[構造]数値実験③:かんたん応力計算を用いた課題(ALレベルC) |
[構造]トラス構造モデルの解析を実施し、解析と実験での変形状態を比較。
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7週 |
[環境]実験①のレポート作成(ALレベルC) |
[環境]実験のレポートを完成させる。
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8週 |
[構造]実験テーマ①:RC梁の曲げ実験(ALレベルC) |
[構造]RC梁の耐荷機構を通し、複合構造物を理解する。
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4thQ |
9週 |
[環境]実験②:「気流・温度に関わる測定」の説明・実施(ALレベルC) |
[環境]実験の目的を理解した上で測定を遂行する。
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10週 |
[構造]実験テーマ②:固有周期の算定(ALレベルC) |
[構造]架構モデルの固有周期測定実験により、固有周期の特性を理解する。
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11週 |
[環境]実験②のデータ分析・図表作成(ALレベルC) |
[環境]実験のデータ分析を行い図表を作成する。
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12週 |
[構造]実験テーマ③:H型鋼に生ずる歪み測定実験(ALレベルC) |
[構造]H型鋼に生ずる歪み測定実験の結果より、橋軸・弱軸の違いを理解する。
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13週 |
[環境]実験②のレポート作成(ALレベルC) |
[環境]実験のレポートを完成させる。
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14週 |
[構造]実験テーマ④:鋼材の座屈実験(ALレベルC) |
[構造]鋼材の座屈実験により、圧縮を受ける鋼材の座屈挙動を理解する。
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15週 |
前期のまとめ(レポート返却と講評) |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 4 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 4 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 4 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 材料 | コンクリートの強度(圧縮、引張、曲げ、せん断)の関係について説明できる。 | 2 | |
環境・設備 | 日照および日射の調節方法について説明できる。 | 2 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 建築系分野【実験・実習能力】 | 建築系【実験実習】 | 実験の目的と方法を説明できる。 | 4 | |
建築に用いる構造材料(例えば木、コンクリート、金属など)の物理的特性を実験により明らかにすることができる。 | 4 | |
実験結果を整理し、考察できる。 | 4 | |
実験の目的と方法を説明できる。 | 4 | |
構造材料(例えば木、コンクリート、金属など)によるいずれかの構造形式(ラーメン、トラスなど)の試験体を用い、載荷実験を行い、破壊形状と変形の性状を観察することができる。 | 4 | |
実験結果を整理し、考察できる。 | 4 | |
実験の目的と方法を説明できる。 | 4 | |
建築を取巻く環境(例えば音、光、温度、湿度、振動など)を実験により把握できる。 | 4 | |
実験結果を整理し、考察できる。 | 4 | |