建築技術者倫理

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 建築技術者倫理
科目番号 0077 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配付資料等による
担当教員 櫻木 耕史

到達目標

①技術者倫理とは何かを説明できる
②建築技術者・設計士はどうあるべきかを説明できる
岐阜高専ディプロマポリシー:(A)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
技術者倫理とは何か、なぜ必要かが理解できる技術者倫理とは何かと問われた時、正確に説明できる技術者倫理とは何かについて説明できる技術者倫理とは何かについて説明できない
建築技術者・設計士はどうあるべきかが理解できる建築技術者・設計士はどうあるべきかと問われた時、正確に説明できる建築技術者・設計士はどうあるべきか説明できる建築技術者・設計士はどうあるべきか説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 技術者は単にその技術を駆使して科学技術の進展のみを考えればよい時代は過ぎ、常にその技術が社会に与える影響を考えなくてはならない。本授業は、技術者倫理とは如何なるものかを説き、技術者として身を立てる上で如何にあるべきかを自省する契機を与えるものである。
授業の進め方・方法:
技術者倫理に関する授業は、ビデオ教材・プリント等により実施し、適宜内容に即した課題の成果物によりその習熟度を確認する。
また、建設業に永年従事し経験を積んだ本学科の卒業生によって、現場で直面した倫理観に関する講話も開催する予定である。
(事前準備の学習)倫理の復習をしておくこと
英語導入計画:Technical terms
注意点:
個々の課題では熟慮を要するので、思考能力を常に高める日頃の自己啓発が必要である。
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習は必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 技術者の責任:倫理とは 技術者には社会的責任のある事を理解する
2週 技術者の責任:正義とは どんな社会的責任が課せられているか、またどの様な苦難があるかを理解する
3週 技術者の責任:事例等の紹介 技術者個々の倫理観と、利潤追求を目的とした会社の社会的責任とのを総意を理解する
4週 技術者の責任:事例等の紹介 技術者個々の倫理観と、利潤追求を目的とした会社の社会的責任とのを総意を理解する
5週 技術者の責任:事例等の紹介 技術者個々の倫理観と、利潤追求を目的とした会社の社会的責任とのを総意を説明できる
6週 建築構造に関するTopics的事例紹介と調査 建築に関する事例理解と対策を理解する
7週 建築構造に関するTopics的事例紹介 建築に関する事例理解と対策から技術者の取るべき行動を説明できる
8週 topics的事例の調査と報告
4thQ
9週 耐震偽装問題について1 耐震偽装事件について、その概要を理解する
10週 耐震偽装問題について2 耐震偽装事件について消費者の立場から理解する
11週 耐震偽装問題について3 耐震偽装事件について設計者の立場から理解する
12週 耐震偽装問題について4 耐震偽装事件について説明できる
13週 建築業界に関する事件事故について 事件・事故等を検証し、説明できる
14週 知的財産権について 知的財産権について説明できる
15週 内部告発の行方 内部告発の在り方について説明できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。4後1
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。4
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。4
社会における技術者の役割と責任を説明できる。4
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。4
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。4
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3後1
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。4
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。4
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。4
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合1000000100200
課題レポート1000000100200
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