建築計画II

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 建築計画II
科目番号 0079 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 建築計画学(松本直司、瀬田恵之、高井宏之、建部謙治、谷田真、中井孝幸、矢田努著 理工図書)
担当教員 櫻木 耕史

到達目標

以下の項目を目標とする。
①建築計画に関わるキーワードとその内容を把握する
②建築空間構成、空間形態の知覚、人間行動との関係を把握する
岐阜高専ディプロマポリシー:(D)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
建築と関連する様々な社会的要求事項とその内容を理解する建築と関連する様々な社会的要求事項とその内容に関して正確に説明できる。建築と関連する様々な社会的要求事項とその内容に関して理解できる。建築と関連する様々な社会的要求事項とその内容に関して理解できない。
建築空間構成、空間形態の知覚、人間行動と寸法の関係を理解する建築空間構成、空間形態の知覚、人間行動と寸法の関係を正確に説明できる。建築空間構成、空間形態の知覚、人間行動と寸法の関係を理解できる。建築空間構成、空間形態の知覚、人間行動と寸法の関係が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築は人間生活の場であるとの認識のもとに、様々な用途の建築に共通し、建築設計における計画の基礎的な知識を習得する
授業の進め方・方法:
授業では適宜コンパクト建築設計資料集成(日本建築学会編 丸善)を利用する。
板書、スライドを中心とするが、適宜作図やグループワークも取り入れた弾力的な授業形態とする。
(事前準備の学習)建築計画Ⅰの内容を復習しておくこと
英語導入計画:Documents(10%)
注意点:
建築の設計には様々な考え方があるため、建築計画に関わる概念の本質を理解するように努めてもらいたい。
なお,成績評価に教室外学修の内容は含まれる。
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 建築計画の役割 建築計画の役割が理解できる
(授業外学習・事前)建築計画Ⅰでの施設計画について復習しておく(3時間)
(授業外学習・事後)建築計画の役割についてレポートにまとめる(1時間)
2週 地球環境を考慮した空間創造のための計画 地球環境と建築計画の視点が理解できる
(事業外学修・事前)建築業界の環境に関する取組みをまとめておく(2時間)
(授業外学習・事後)環境と建築に関する課題をおこなう(2時間)
3週 生活空間の創造 生活空間について理解できる
(授業外学習・事前)生活に関する設計について復習しておく(3時間)
(授業外学習・事後)生活空間に関する課題をおこなう(1時間)
4週 空間とは 空間の概念が理解できる
(授業外学習・事前)過去の空間に関する定義をまとめておく(3時間)
(授業外学習・事後)空間の概念に関する課題をおこなう(1時間)
5週 建築空間の構成 建築空間の構成について理解できる
(授業外学習・事前)空間の概念について復習しておく(2時間)
(授業外学習・事後)建築空間に関する課題をおこなう(1時間)
6週 形の意味 形の意味について理解できる
(授業外学習・事前)形の概念についてまとめておく(1時間)
(授業外学習・事後)形に関するキーワードに関する課題をおこなう(3時間)
7週 空間形態の知覚 空間形態の知覚について理解できる
(授業外学習・事前)空間形態の知覚についてまとめておく(1時間)
(授業外学習・事後)知覚に関する課題をおこなう(3時間)
8週 中間試験
2ndQ
9週 身体と寸法及び身体構造
(ALのレベルB)
身体と寸法計画及び身体の構造について理解できる
(授業外学習・事前)寸法計画の必要性についてまとめておく(1時間)
(授業外学習・事後)人体に関する課題をおこなう(3時間)
10週 空間のイメージ 空間のイメージについて理解できる
(授業外学習・事前)空間イメージを構成するものを調べる(2時間)
(授業外学習・事後)キーワードに関する課題をおこなう(2時間)
11週 アフォーダンスと空間図式 アフォーダンスと空間図式を理解できる
(授業外学習・事前)空間図式を調べておく(2時間)
(授業外学習・事後)認知と記憶についての課題をおこなう(2時間)
12週 計画と設計の過程・建築物の設計・監理と現場管理 計画と設計の過程と建築技術者の役割について理解できる
(授業外学習・事前)設計者に必要なことがらを調べる(2時間)
(授業外学習・事後)UDに関する課題をおこなう(2時間)
13週 全体計画 全体計画について理解する
(授業外学習・事前)施設計画の復習をおこなう(2時間)
(授業外学習・事後)具体的な建築に関する課題をおこなう(2時間)
14週 空間の性能・火災について 空間の性能・火災について理解出来る
(授業外学習・事前)火災のメカニズムを調べる(2時間)
(授業外学習・事後)キーワードに関する課題をおこなう(2時間)
15週 期末試験
16週 安全性・健康・耐久性 安全性・健康・耐久性について理解できる
(授業外学習・事前)建築と健康被害について調べる(2時間)
(授業外学習・事後)キーワードに関する課題をおこなう(2時間)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。4
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史モデュールについて説明できる。4
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。4
建築計画・設計の手法一般について説明できる。4
都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。4
施工・法規設計図書と施工図の関係について説明できる。4
建築物の保守・維持管理の概要・現状について説明できる。4
設計・製図建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。4
建築における形態(ものの形)について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度(提出物)ポートフォリオその他合計
総合評価割合200005000250
基礎的能力0000000
専門的能力200005000250
分野横断的能力0000000